建築豆知識『注文住宅の知っておきたい品質基準』 木工事⑤

構造金物

位置・種類

設計図書により筋違い寸法・取付位置・取付強度等を確認する。
構造金物はZマーク、Sマーク、Dマーク及び認定品(同等金物・性能金物)を使用する。

柱金物

①直接アンカー
〇15KN以上は基礎から直接アンカーとする。
②異種強度金物の取り扱いについて
〇異種強度の柱頭、柱脚ホールダウン金物の取付禁止。
※弱い方のホールダウン金物が先行して破壊するため、強い方に揃える。

③ボルト側耐力の確認
〇ホールダウン金物取付時の座付ボルトの強度の確認。
〇座付ボルトの引張耐力が、ホールダウン金物以上の耐力が必要。
④柱金物は原則主側梁に取り付け、梁から梁への取り付けにならないようにする。

⑤金物は刻印等で柱側取付方向を確認し正確に取り付ける。

その他金物

①取付金物同士が干渉する場合は、取付位置を変更し干渉しないように留め付ける。
②梁の継手位置には、専用短冊金物を片面1枚以上取り付ける。
③梁の仕口部分には羽子板ボルトを取付、木材取付面ボルト部には座金を使用する。
④ボルトねじ山は3山以上出るように締め付ける。
⑤ねじ部の浮き、ナットの緩みが無いことを確認する。

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