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2023年自作キーボード活動

遡ること2019年
設計したキーボードを発注する直前くらいのタイミングでさまざまな世の中の事情により一部の電子部品の入手が困難となって休止状態となっておりました。

その間も基板設計を見直したり、世間に合わせてUSB-C対応したりと発注のタイミングを見計らいながらちょくちょく進めてはいたのですが、、
結果、約3年ぶりとなってしまいました😇(結局2023年は何もしてない)

いよいよ腰が重くなってしまったのと、界隈の情報のアップデートも兼ねて再開していきたいと思います(と思ったらもう2023年も終わりだった)

もはや化石化しつつあるので、ここで一旦公開していこうと思います


ミニマルなキーボードがほしい

小さければいいというものでもないので、程よいサイズとシンプルな作りを目指しました。

ポイントは:一体型40%キーボードで親指Enter対応+おまけ
Kestrelというシリーズで40%サイズを進めてきているのでキー数は変更せず、下段のレイアウトを見直し。
親指にたくさん仕事させるのはあまり好きではないので3キーまでとし、キーキャップのサイズ事情も考慮して配置を決めました。
親指の負担軽減ができるのではということでPCBに切り込みをいれて力が逃げるような構造も試しています。
おまけで、LEDやロータリーエンコーダーの搭載も可能です。

薄く小さく持ち運びもできるように、基板を何かにダイレクトに固定できるマウント、サンドイッチマウント、3Dプリンタによる立体ケースなど複数種類を用意。


キー配列はお好みで選んでもらうところですが、例えばこんなイメージ

HHKBの使い勝手に慣れているので、Aの横にCTRLを置きつつ、単押しでTabにしています(小指の負担軽減)
SpaceとEnterは長押しでレイヤー切り替えとなり、記号や数値が入力できます。

右下のShiftとfnは入れ替え可能にしました。おそらく右端が1.25のShiftになっているほうが使い勝手いいかも、、

ファームは一旦作りましたが、時代が進んでWebVIAなどに対応せねばと思っているので書き直しですね。


とにかくシンプルにしたい

と思いながらもそうではない部分をつくってしまって反省・・・
キースイッチはソケットをやめて交換できないようにしました。

見直したいところは多々あれど
基板イメージ
シンプルなケースはいろいろお試し中
少しチルトさせた3Dケース(トップマウント+バラスト可)


難点

唯一の難点は40%に合うキーキャップが非常に少ないこと
特に横サイズも詰めた関係で、左CTRLなど、普通のセットに入っていないサイズとなってしまいます。(DSAなどキーの高さがすべて同一であれば問題ないです)
入手性を犠牲にしつつも作りたいものを作る勢いとなっています。

Splitも継続開発中

もともと一体型40%シリーズとしてKestrelを設計し、その後for splitとして分割タイプもつくりました。

少しAlice配列

分割キーボードを持ち歩くのが大変なので、ポゴピンで左右を磁石で連結するとかいろいろ作っていたらそういうのはすぐに世に出てきたので、二番煎じ感がでてきてお蔵入りしたり、使い勝手として分割の良さを感じなくなったり、、↑の基板は動くものもあるのですが、コストと手間を上回るメリットが少なくなってしまい、一体型がうまくいったら再チャレンジしようと思います。


2024年は

各部をリファインしつつ、発注できるところまで辿り着きたいです。
昨日見積もったら思ったよりコストがかかることが判明し、部品も見直す必要があるかなと思っています。
頒布する場合は実装済み基板を用意してキースイッチのはんだのみで済むようにできればと考え中。(そもそも欲しい人がいるのか🤔)

見よう見まねから始めた自作キーボードも、ここ最近は非常に界隈の盛り上がりを感じており、クリエイターもずいぶん増えた印象です。

自作キーボードの限らず、ものづくりはとても楽しいので来年はキーボード以外でもこの楽しさを伝えていければと思います!

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