体循環と肺循環
107PM83(54.1%)
健常な成人の心臓について、右心室と左心室で等しいのはどれか。2つ選べ。
単位時間あたりの収縮の回数
拡張時の内圧
収縮時の内圧
心室壁の厚さ
1回拍出量
96PM4
大動脈系と比較した肺動脈系の特徴はどれか。
血圧が高い。
血管壁が厚い。
血中酸素分圧が高い。
塞栓症が起こりやすい。
POINT
右心系(肺循環系)と左心系(体循環系)の比較:
右心系:
流れている:静脈血(酸素の少ない血液)
圧:低圧
低圧なので右心室は薄め(3mm程度)
左心系:
流れている:動脈血(肺で酸素化された血液)
圧:高圧(特に左心室の収縮期圧は、体血圧の収縮期血圧と同じになる(普通))
高圧なので左心室は分厚い(10mm程度)
右心系と左心系の共通点
流れている血液量(=心拍出量)
心拍出量 = 一回拍出量 × 心拍数なので、以下2つも右心系と左心系とで同じになる。
一回拍出量
心拍数
これは覚えよう!
右心系(肺循環)は静脈血で低圧
左心系(体循環)は動脈血で高圧
解答
107PM83(54.1%)
右心室と左心室は、厚さと内圧が異なる
一方、心拍出量、つまり一回拍出量と心拍数(単位時間あたりの収縮の回数)が同じ
答えは1. と5.
96PM4
肺動脈系は圧が低く(薄っぺらく)、静脈血が流れる(血管名は動脈だけど、名前が逆転するよ!)
下肢深部静脈血栓や、腫瘍(血行性転移)が肺循環系につまりやすい(塞栓を起こしやすい)、つまり答えは4.
下肢深部静脈血栓症→肺血栓塞栓症
各種「悪性腫瘍」→肺転移(血行性転移)