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焼肉とマッコリ (2019.02.09)

今日は久しぶりに焼肉を食べに行った。近所に美味しい焼肉屋があり、予約が出来ない(予約を受け付けない)店で店の外で待つしかないのだが、今日は雪が降ったこともあり10分程度待つだけで入店できた。

席に通されると、隣の席にはこれまた近所の寿司屋の店員さんが座っていた。妻曰く、「肉食いて~❢ ってなるんだろうね」。その気持ち、良く分かる。

ニュージーランドでは毎日肉を食べていた。しかし、結局焼肉は食べられなかった。中国人の友達曰く、「韓国人の経営する寿司屋や中華料理屋はあるのに、何故か焼肉屋がない」 確かに街の寿司屋は一軒を除き韓国人が経営していたのに、焼肉屋はなかった。

さて、私は基本的に焼肉にはマッコリを合わせる。マッコリについては全く詳しくないが、個人的にはビールや日本酒、ワインではなくマッコリが飲みたくなる。今日もいつもと同じ「生マッコリ」を頼んだのだが、どういう訳か甘さが気になった。

今まで確認したことはなかったのだが、初めてボトルの裏を見ると「甘味料」の文字が。自分が毎度楽しみにしていたのは、米本来の甘さではなかったようだ。帰宅して調べてみると、どうやら今は人工甘味料で味付けしているものの方がむしろ普通のようだ。

甘味料を添加していないものも勿論存在するが、それを焼肉店で事前に見分けるのは実際には難しい。メニューにはそこまで載っていないし、店員に聞けば調べて貰えるかもしれないが、マニアックな客として疎まれるだろう。

これはある有名な日本人のソムリエから直接聞いた話だが、グラスに注がれたスパークリングワインに耳を傾ける客がたまにいるとのこと。そういう客には彼らもあまり近づかないようだ。

やろうとしていることは分かる。ワインにより泡の立ち上り方は違うので、実際❝メロディー❞も違うだろう。何より自分が購入したワインなのだから、他の客の迷惑にならなければどう楽しもうと文句を言われる筋合いはないかもしれない。しかし、やり過ぎは禁物ということだろう。

ワインも醸造過程で砂糖を添加することがある。1つにはアルコール度数を高めるため、もう1つには最終的な味わいのバランスを整えるためである。実施の可否は法律で決められており、国によっても基準が異なる。

私が学んだニュージーランドは基本何でもありな国であり、授業でも研修先のワイナリーでも当たり前のように補糖が行われた。補糖に限らず補酸も珍しくない。かたやイタリアなどヨーロッパ諸国では禁止している国・地域もある。

問題は、ワインの場合、最終的な残糖量が何g/Lかは公表されるが、何g添加されたかまでは公表されないことだ。少なくとも私はそういうワインに出会ったことはない。

そのように考えると、マッコリの場合、甘味料が添加されているという結果は残念だが、きちんと成分表示されている点は素晴らしい。ワインの情報開示ももっと進んで貰いたいものだ。

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