ローヌのワイン (2019.02.18)
とある試飲会に参加したときに購入したワインを開けてみた。
よくある形式だが、試飲会に出品されたワインを購入する場合、入場料分を割り引いて購入できる。別に購入する義務はなかったが、周りの空気に流されて、結局購入してしまった。しかし、これが思いの外良かった。
試飲会当日はバス代をケチった為に道に迷い、会場に着いたのが夕方になってしまった。そのせいで、白ワイン用のグラスで赤ワインも飲む羽目になってしまった。それでもこのワインはピュアでコストパフォーマンスが良いと感じた訳だが、ロブマイヤーのグラスでポテンシャルを開花してくれた。
ビンテージは2017。多少青みがかった深いガーネット色を呈していることもからも分かる通り、若くて溌剌としている。プラム、ブラックチェリー、ブルーベリージャムに加えてカンゾウ、シナモン、アニスの香り。味わいは甘やかでジューシー。舌触りも滑らかで全体的にバランスが取れている。個人的にはボディと比して多少アルコール感が高めな点が気になるが、3,000円という値段を考えれば良いのではないか。
le Clos du Caillouによるこの作品は醸造中も熟成中も亜硫酸無添加とのこと。この手のワインは最近持て囃されているが、中には明らかな欠陥臭のするものも存在する。しかし、このワインはクリーンだ。今回は良い作り手を見つけた。
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