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スタンドアップコメディ愛

Twitterや Facebook、InstagramがSNSの主流になりblogが下火になってどのくらいの時間があったかわからないけど、私は文章を書くのがとても下手になってしまった。

コミュニケーションもテンポの速いラインやメッセンジャーばかりで、手紙を書くことなんてとんとなくなった。今更「伝えたいことを上手に(かつ素敵に)伝えるための言葉」を捻り出そうとしても脳みそがついていかない。グーグル検索して似た案件探してリンク送るほうが楽…そんな味気ない人間に成り下がってしまった私。

もちろん読書量もガクッと減り、買って読んでない本に埋もれてる日々。これはいかん。いかんのです。読書の時間が減ったのは、もちろん、動画鑑賞。NetflixをはじめとするオンラインコンテンツをiPadで鑑賞することに日々精を出しています。ここ1年は少しずつ読書の時間も意図的に増やしているけれど、海外ドラマをはじめとした動画コンテンツを鑑賞する時間の方が圧倒的に、多い。

ここへきて、noteの急速な普及により会社でもPRの一環としてnoteを始めることに。テスト記事を書かなくてはいけなくなったのです。ハァ書けない、言いたいことたくさんあるのにうまくまとまらない!もはやこれは日々書いて書いて練習するしかない、という運びになりました。よ。

さて、Netflixで何を観ていたかというと、2019年はなんといってもスタンドアップコメディにどハマりしました。お気に入りのコメディアンが来日したときは下北沢にある小さなコメディ・バーにもそそくさと足を運びました。

90年代後半にカリフォルニアに住んでいたときにはピンとこなかったスタンドアップにここまでハマった理由は、思い当たるだけで、大きく三つあります。

ひとつめは、年齢、年です。20そこそこの私はカリフォルニアでは自由な時間に家に留まっている事が苦で仕方がなく、ひとり家でテレビを観るなんて「恥ずかしい行為」。映画は映画館で観るものだと思っていたし、ビデオは友達の家で観るものだと認識していました。それから20年、テクノロジーの発達も手伝い、家でひとり動画鑑賞する事が至福の時間になりました。家最高。

ふたつめは、字幕。聞き取りのみならず、ジョークのニュアンスまでを補助してくれる。もちろんネタのバックグラウンドが全くわからない時もあるけれど、字幕なしよりあった方が咀嚼力がグンと上がるのです。コメディに字幕つけるのって本当に大変そう。リスペクト。

みっつめ、時代性。ジョークのネタって社会性があればあるほど面白い、と私は思う。政治や経済、世界情勢、環境、人種、性差別、数え上げればキリがないほど今の世界は問題で溢れている。シリアスな話題をいかにスマートに笑いに変えるか、コメディアンの腕の見せ所。自らのセクシュアリティを笑いに変えるLGBTコメディアンや、政治に鋭く切り込むリベラルなコメディアン、幼少期の貧困ネタで笑いをとる成り上がりコメディアン。博学で熱心なコメディアンたちにとって、今の世界は笑いのネタで溢れている。

というわけで、次回から「勝手におすすめ」スタンドアップコメディを何回かに渡りご紹介いたします!人生初の連載記事です。続くかな笑、どきどき。

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