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シャルドネ専門のGreg Brewerブランド [ DIATOM ] より新アイテムが日本初入荷!

2019 DIATOM BAR-M Vineyard Chardonnay 
      Santa Barbara County Los Alamos Valley
   ダイアトム バーエム ヴィンヤード シャルドネ 
      サンタバーバラカウンティー ロスアラモスヴァレー
   参考上代 7,000円 Alc14.5% 日本入荷36本

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グレッグ・ブリュワー氏が樽を使用せず、ステンレスタンクで熟成させ、
シャルドネ本来の味わいとSanta Rita Hillsの土壌のポテンシャルを表現した、シャルドネ専門のブランドでカリフォルニアの最高峰シャルドネの一つ!

口当たりはシャープだが、まろやかな印象で熱量も感じる。レモン、洋梨、白桃、熟したパイナップル、柑橘類の皮や花、などの複雑なアロマを持ち、全体的にフルーツフレーバーが広がる。時間が経つとタルトケーキ、果実の密、砂糖漬けのレモンピール、など豊かな味わいが広がります。石灰、少し湿った土や羊毛のような香りも感じられるが、塩味により集中力があるキリッと全体を整えます。クローン76を使用しているが、クローンのキャラクターよりロスアラモスのキャラクターが主体でダイアトムのラインアップの中では一番ユニークな味わい。

WE 92ポイント 19Diatom bar-M

[ダイアトム]のファーストリリースは2005年。
2009年まではヴィンヤード名を記載していたが、諸事情にて2010、2011年はヴィンヤード名を名乗らずリリースし、その時ラベルに記載した漢字のワイン名は、[シャトー・イガイタカハ]のオーナー美代子夫人が書き上げました。

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2012年は生産を一時取りやめ、2013年から今のスタイルで再スタートしております。[ダイアトム]のメイキングは非常にユニークで、殆どがdiatomaceous地層が多く含まれる畑(地区)のブドウを使用する事です。
これは、ワイン名[DIATOM]の由来にもなっております。

ワインバイブル images

米国で紫色の表紙でおなじみ世界のワインをカバーするガイドブック[The Wine Bible] (著者:Karen MacNeil)にて、サンタバーバラを代表するワインとして[ダイアトム 美夜]が写真付きで半ページ取り上げられました事もあります。

[ダイアトム バーエム ヴィンヤード ロスアラモスヴァレー]は、[ダイアトム]として今回日本初入荷となります。
2016年がファーストリリースのこのワインは、サンタバーバラのテロワールを知り尽くしたグレッグならではのワインで、ラインアップには、サンタマリア地区葡萄を使用したワインとサンタリタヒルズ地区葡萄を使用したワインが有ります。ロスアラモス地区は丁度2つの地区の中間にあり、それぞれは地区キャラクターを反映させたワインに仕上がっています。

サンタバーバラMap

このワインは、20年以上前にロスアラモス地区に植樹されたクローン76が使用され、ロスアラモス地区の土壌は砂質土壌で、日中は温かく涼しい夜が葡萄に影響し熟したフルーツフレーバーが特徴です。

ロスアラモス

Clone 76はディジョンクローンのひとつであり、房がとても小さく複雑味のある酸味と低い糖度からなるクローンで涼しい気候に適しているクローンです。グレッグは、過去にメイキングを行っていた、[メルヴィル イノックス]でも使用していましたので、ブドウのキャラクターは理解済

ワインメイキングは小さなステンレスタンクで非常に低温での発酵、
マロラクティック発酵をコントロールして、シャルドネ本来のキャラクターを追求していきます。

ステンレスタンク

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・裏ラベル
俳句(松尾芭蕉)が大好きなグレッグ・ブリュワー氏は
裏ラベルに想いを馳せます。

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野ざらしを心に風のしむ身哉
A weathered skeleton
in windy fields of memory,
piercing like a knife
-BASHO (1644-1694)
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・diatomaceous
名前の由来にもなっている地層で
ワイン名の[ダイアトム]は、diatomaceous=珪藻植物の意から由来

スウィーニーRd沿いのダイアトメイシャス地層

スウィーニーRd沿いのダイアトメイシャス地層 2

スウィーニーRd沿いのダイアトメイシャス地層 4
場所:1枚目黄色印 2枚目赤色印
サンタバーバラの中でも特に、南部側のSweeney Rd沿いに多く見られます。
図3の山肌の白い部分はdiatomaceous地層です。

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・ラベルのマーク

Diatom-イメージマーク

珪藻植物やプランクトンがdiatomaceousとなる様子を表しています。
ロゴの上の部分「O」部分は珪藻(植物プランクトン)を表し
底の「__」は、海洋(海底)のフロアを表しているそうです。
このロゴの表す最終形態がワイン名の「ダイアトム」となります。
サンタ・リタ・ヒルズの個性=珪藻土層(ミネラル、塩味)をグレッグは表現したいための気持ちをラベルに込めたそうです。

土壌違い
・サンタマリアヴァレーの特徴
長い日照時間 穏やかな涼しさ
湿気を含む風 塩分の多い土地
海洋性気候で古代の海洋堆積物含む混合砂土壌
明るい果実と酸味

サンタマリアヴァレー

サンタマリア 土壌

・サンタリタヒルズの特徴
水はけの良い急斜面畑
絶えず涼しくと良い風が吹く
3つの土壌エリアからなる独特の地形
diatomaceousを含むローム砂質土壌
鉱物を含む砂利質

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