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なぜか泡だと不人気なボルドー

ワイン名:クレマン・ド・ボルドー ブリュット NV ポール・ド・ラゴン
生産地:フランス・ボルドー
タイプ:発泡白・辛口
品種:セミヨン、メルロ
購入価格(税抜):¥1738
オススメ度:★★★★☆

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欧州EPAの発行後、我々はそれまでよりもリーズナブルな価格で良質なスパークリングワインを楽しめるようになってきました。カヴァやプロセッコなどは毎日の食卓でビールの替わりに楽しめるような低価格なものも出てきましたが、ワイン愛好家にとって嬉しいのは、いろいろな地域のクレマン(シャンパーニュ以外のフランス産瓶内二次発酵方式のスパークリング)が楽しめるようになったところにあります。

肌感覚ですと、クレマンで人気のある産地はブルゴーニュとアルザスが筆頭で、次いでコアな方に人気なのがジュラとロワール。そしてディー、リムーといったそもそもの輸入量の多くない地域と並んで、ボルドーも最後尾に位置していると感じます。

こちらのクレマン・ド・ボルドーを実際に飲んでみると、後味に蜜のぎゅっと詰まったリンゴを想起させるふくよかな味わいで、質としては後塵を拝しているような印象は全く受けません。

そしてソーテルヌやハンター・ヴァレー以外にはもはやほとんど見ることのなくなったセミヨンが、クレマンとして成功しているのは見逃せません。

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