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メタストアでバーチャル店舗を作ってみる

本記事は、ランサーズ新しい働き方LABの「研究員制度」の活動の一環として、私個人が行う「働き方実験」についてまとめたものです。


コンビニでのアバターワーカー募集開始

最近のニュースで、、ローソンがアバター事業を手掛けるAVITA株式会社と提携して、コンビニでのアバター接客を導入すると発表しました。
時間、場所、年齢、性別、身体的ハンディなどに制約されない働き方や、リアル店舗での実装を目指すとしており、すでにアバターワーカーの一般募集も行っているそうです(今回の募集は既に締め切り済)。

当初はオフィスに出勤が必要だそうですが、将来的にはリモートワークも可能だそうです。今後の展開次第では、他のコンビニエンスストアでも同様の試みが始めるかもしれません。

メタストアとは

さて、そんなニュースがあった一方で、こんなニュースもありました。
「メタストア:月額1万円からバーチャル店舗を開設できるメタバース」

メタストアとは、「専門知識不要でバーチャル空間にストアを開設することが可能なECサービス」とのことで、現在は無料で体験することが出来るとのこと。サービスのトップページには、商品がずらりと並べられたコンビニエンスストアのバーチャルショップやアパレルストアのデモがありました。「ECプラットフォームShopifyとの連携や、OpenSea連携によるNFT決済、店員アバターによる接客機能、友人同士の音声チャットなどが用意されている」とのことです。商品の3Dモデルやpng画像があれば、かなりの短期間でショップを開店することが出来そうです。

メタハウスでバーチャル店舗を作ってみる

ショップ開設だけなら、現在無料で体験できるということで、実際にショップを途中まで作ってみました。とはいってもスペースを配置しただけで、このあとプリセットされた什器やアバターなどを配置していきます。

ここまでの作業は本当に簡単で、ID登録からものの15分もかかりませんでした。作りながら考えたのは、「この空間で何をするのが一番効果的か?」ということ。
実際に物販を行うECサイトのバーチャル版という使い方がメインになると思うので、商品や作品を販売する人にとっては、ネット通販を始めるのと同じくらいの手軽さで利用が出来そうです(但しまだ商品の陳列や決済との紐づけなどが面倒ではありますが)。

ただネット通販ほどの手軽さは感じられないというのが正直なところ。店舗空間をどのように魅力的にするかは、それなりの技術が必要不可欠だろうと思います。またショップがバーチャル空間であることのメリットをどう活かすかにも掛かっていると思います。実際の商品を手に取って眺められるわけではないので、その商品やブランドのことを良く知っている消費者以外にアピールするには、アバターによる接客がモノを言うかもしれないと感じました。

メタストアのアバター

プリセットされているアバターはこんな感じなので、好みは分かれるところかもしれません。ですので、声の接客だけで、どうやって商品をセールスするのかは、接客アバターの力量に左右されるところかもしれないなと思いました。またローソンの場合、ワーカーの習熟度によっては、複数のアバターを駆使する担当者も想定しているとのこと。今後はメタバースの世界で、「アバター接客」は専門性が高い職業になっていくのかもしれませんね。

さて、せっかくストアを作ってみたので、この空間で何かショップやコミュニティスペースが出来ないかと考えていますが、また何か進展がありましたらこちらに記録していきたいと思います。



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