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スマートグラスの実機を試してみた

本記事は、ランサーズ新しい働き方LABの「研究員制度」の活動の一環として、私個人が行う「働き方実験」についてまとめたものです。


私が普段使用しているのはMeta社のヘッドマウントディスプレイ「Quest2」なのですが、これはガッツリ頭に被るものなので、スマートグラスとは全く体験が異なります。Quest2の世界は、完全に向こうの世界に降り立つ感じで、現実世界とは別の空間にワープしている感覚です。
一方でスマートグラスは眼鏡型のデバイスなので、現実世界と空間は繋がっています。

似たようなもので「ARグラス」というものがあります。
ARグラス(Augmented Reality Glasses)は、拡張現実(AR)体験を提供するために設計されたデバイスです。ARは、現実世界に仮想的な情報やデジタルコンテンツをオーバーレイする技術です。ARグラスは、ユーザーが現実世界を見ながら、仮想的なオブジェクトや情報を表示することができます。これにより、ユーザーは周囲の環境と相互作用したり、リアルタイムで情報を取得したりすることができます。

一方、スマートグラスは、通常の眼鏡やサングラスのような外観を持ちながら、スマートフォンや他のデバイスと連携してさまざまな機能を提供するデバイスです。一部のスマートグラスは、AR機能を組み込んでおり、仮想的なオブジェクトや情報を表示することもできますが、主な目的はARではなく、スマートデバイスの拡張としての機能です。つまりイメージ的には、スマートグラス越しにPCやスマートフォンののディスプレイを見ているという感じです。デュアルディスプレイの拡張版と言うと少しわかり易いかもしれません。

私自身も実機を触ってみるまでは、このARグラスとスマートグラスの違いがあまりイメージ出来ませんでした。そこで、今回の研究にあたって協力してくださっているレノボ社から実機をお借りして、実際に使用感を試してみました。

T1の実機。PCに接続してテストしてみました。

見た目は、ブルース・ブラザースのサングラス風(笑)。あっけないほど軽く、殆ど普通のサングラスと変わりません。使い方は簡単、スマートグラスのケーブルを、PCの端子に繋ぐだけです。
お借りした「T1」という機種は日本未発売のもので、AR機能はついていません。そのため繋いだデバイスの画面を、グラス越しに投影するだけになります。イメージ的にはこんな感じです。

目の前にディスプレイが現れます

なるほど、こういう感じなのね・・・。
試しにYoutubeを視聴してみましたが、音は耳元(グラスのつる)から聞こえるので、周囲に音が聞こえても良い場合はそのまま使えますし、PCの方にイヤホンを繋げば、自分だけに聞こえるようにも出来ます。
ただし、正直に言えば、没入感MAXのHMDを初めて使った時の世界観が変わるような驚きはなく、本当に日常生活で使うガジェット、という印象が強いですね。

さて、このツールを活用して、どんな「働く」「ウエルビーイング」を実現出来るのか。
ここからがスタートです。

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