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\電車やバスで/ 日本のクラフトウイスキー蒸留所見学に行こう!

ウイスキーの蒸留所見学が大好きです。
マッシュタンやポットスチルを眺めたり、製造工程の動線を探ってみたり、どんな土地に位置しているのか実感したり、併設のショップで試飲やお買い物をしたり、どんな方々が製造されているのかお人柄に触れてみたり。蒸留所を訪問すると、ますますウイスキーが味わい深くなる気がします。

そんな楽しくておすすめなウイスキー蒸留所見学ですが、車を運転できないので、私はもっぱら電車やバスで訪問しています。
ここでは、公共交通機関によるアクセス方法とおすすめ寄り道スポットを、“最寄りの駅からの所要時間=難易度”としてまとめてみます。

難易度★☆☆(最寄り駅から5分以内)

1.三郎丸蒸留所(富山県)

JR城端線 油田駅 徒歩30秒
〒939-1308 富山県砺波市三郎丸208
>> 東京駅‐‐‐約2時間40分‐‐‐新高岡駅‐‐‐約15分‐‐‐油田駅

https://www.wakatsuru.co.jp/saburomaru/access.php

油田(あぶらでん)駅を降りたらもう目の前!電車でのアクセスが簡単といえば、若鶴酒造の三郎丸蒸留所です。
焼酎用の糀を育てていた“室(むろ)”でのプロジェクションマッピングから試飲まで、細部まで練り込まれたツアーが充実しています。
また、併設ショップ「令和蔵」 では、暖炉の前でリラックスしながらの有料試飲や、お土産が購入ができます。

お昼ごはんには、油田駅から一駅隣の砺波(となみ)駅まで足を伸ばし、モルトヤマの下野さんおすすめの回転寿司「すしハウスめ組」もどうぞ!

2.長濱蒸溜所(滋賀県)

JR北陸本線 長浜駅 徒歩4分
〒526-0056 滋賀県長浜市朝日町14-1
>> 東京駅‐‐‐約2時間20分‐‐‐米原駅‐‐‐9分‐‐‐長浜駅

https://www.romanbeer.com/access/

ウイスキーの製造体験ができる長濱蒸溜所は、電車でのアクセスがとてもよいです。
併設のレストランでは、樽熟成前のニューメイクで作った無色透明なハイボール「長濱ハイ」や、長濱ロマンビールが味わえます。

糖化工程の進捗を体感

難易度★★☆(最寄り駅から15~30分程度)

3.厚岸蒸溜所(北海道)

厚岸蒸溜所見学ツアー 集合場所
厚岸味覚ターミナル コンキリエ
JR花咲線 厚岸駅 徒歩14分
〒088-1119 北海道厚岸郡厚岸町住の江2‐2
>> 成田空港‐‐-飛行機1時間50分‐‐‐釧路空港---バス約45分---釧路駅---約1時間---厚岸駅

https://www.conchiglie.net/tour/tour6

厚岸蒸溜所は、道の駅「コンキリエ」が主催する見学ツアーがあります。コンキリエから厚岸蒸溜所までコンキリエの車で移動し、見学後にはコンキリエ内のオイスターバールピトレスクで試飲ができます。

厚岸に来たからには、ぜひ駅徒歩1分のホテル五味にお泊まりを!ジャパニーズクラフトウイスキーはもちろんのこと、ミシェルクーヴレの品揃えも圧巻です。
厚岸ならではの牡蠣や花咲蟹といった魚介類を買うには、駅から徒歩15分の厚岸漁業協同組合直売店エーウロコがおすすめです。自分でその場で殻を剥いて牡蠣を食べられます。

4.マルス信州蒸溜所(長野県)

JR飯田線 駒ヶ根駅 バス15分+徒歩15分
〒399-4301長野県上伊那郡宮田村4752-31
>> バスタ新宿‐‐‐高速バス3時間50分‐‐‐駒ヶ根バスターミナル‐‐‐徒歩5分‐‐‐駒ヶ根駅前停留所‐‐‐バス約15分‐‐‐菅の台停留所

https://www.hombo.co.jp/factory/shinshu.html

マルス信州蒸溜所へ公共交通機関で向かうには、駒ヶ根駅前から路線バスで15分ほどの「駒ヶ根ファームス」をまず目指してください。駒ヶ根ファームスのすぐ裏には、吊り橋の「こまくさ橋」があるので、ここから蒸留所まで15分歩けば到着です。
バスと徒歩で行けるルートは、「鹿ヶ谷」さんがTwitterに書いてくださっていたので知りました!ありがとうございます!

駒ヶ根ファームスには、南信州ビール直営レストラン味わい工房がありますので、ヤマソーホップに信州味噌ピッツァをお試しください。

難易度★★★(最寄り駅から1時間超)

5.静岡蒸溜所(静岡県)

JR東海道新幹線 静岡駅 バス60分+徒歩1分
〒421-2223 静岡県静岡市葵区落合555
>> 東京駅‐‐‐1時間20分‐‐‐静岡駅‐‐‐静鉄バス1時間‐‐‐奥の原上停留所

https://shizuoka-distillery.jp/tour/

最寄り駅から路線バスに1時間乗るのですが、バスから降りたらすぐの場所にある静岡蒸溜所です。設計の段階から見学ツアーを考えて動線をつくられていたとのことで、快適に旧軽井沢ウイスキー蒸留所のポットスチルや世界初の薪直火を熱源とするポットスチルが見学できます。そしてポットスチルを眺めながら試飲ができる美しいテイスティングルームが素敵です。

蒸留所見学の後は、静岡市ビアパブ&バーマップをもとに、ウイスキーやビールをバーで楽みたいです。

おわりに

ウイスキーの蒸留所見学について、私の場合、バーテンダーの方にご相談することが多いです。例えば、日本中の蒸留所をまわった経験談を具体的に楽しくお話してくださる東京・立川のバーキルンの中田さんには、大変お世話になりました。

ウイスキーの蒸留所へ、機会がありましたらぜひ訪問してみてください!