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『かもめ・ワーニャ伯父さん』チェーホフ

19世紀に活躍したロシアの小説家である、チェーホフ。彼の四大劇にあたる、2つの作品が『かもめ』と『ワーニャ伯父さん』です。

村上春樹さんの短編小説『ドライブ・マイ・カー』では、主人公の俳優がワーニャ伯父さんを演じます。また、本作とは少し離れますが、銃が劇中に出てきたら、それは発射される必要があるという「チェーホフの銃」が、『海辺のカフカ』や『1Q84』でも引用されていますね。

『かもめ』と『ワーニャ伯父さん』ともに明るい作品とは言い難いのですが、僕個人的には、『ワーニャ伯父さん』のほうが面白かったです。自殺をするわけでもなく、絶望の中で生き続ける姿に心にくるものがありました。


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