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「グレート・ギャツビー」を追え /ジョン・グリシャム(村上春樹訳)

フィッツジェラルドの『グレート・ギャッビー』が、村上春樹さんが愛好する作品の1つであるのは有名な話です。そんな村上さんはタイトルに惹かれ、本書を手に取り翻訳をされたとのこと。

簡単なあらすじとしては、某図書館からフィッツジェラルドの直筆原稿が盗まれます。その原稿がたどり着いた先と思われるのがフロリダの独立系書店。その書店経営者ブルース・ケーブルのもとに、調査任務のため1人の女性作家が送り込まれるというお話です。

ちなみに、グリシャムは弁護士として働いていた経験から、リーガル・サスペンスの小説を多数書いてきました。

本書は、フィッツジェラルドの作品が好きな人にとっては興味深いのはもちろんのこと、アメリカの本屋や作家事情に関心がある人も楽しめると思います。僕もそのあたりは勉強になりました。

読み進めていくとストーリーの展開がどうなるのか気になり、すぐに読み終えられました。面白い作品です。


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