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不倫を重ねて身を滅ぼす『ボヴァリー夫人』フローベール

バルザックやスタンダールと並び、19世紀のフランスの偉大な作家フローベール。
彼の作品は、村上さんの作品やエッセイにもしばしば登場するので、以前から気になっていましたが、最近読んだジョン・アーヴィングの『ひとりの体で』でも『ボヴァリー夫人』が引用され、ついに読むことに。ちなみに、村上さんは『ボヴァリー夫人』を、ベスト2の不倫小説として選んでいます。(1位はトルストイの『アンナ・カレーニナ』)

田舎医者ボヴァリーと結婚したエマ(ボヴァリー夫人)が、夫との退屈な生活に嫌気がさし、恋焦がれて知り合った男たちと不倫を行っていくというストーリです。僕にとっていい小説の要素の1つは、読み進める中でどうのような展開になるのかがすごく気になってしまうものです。『ボヴァリー夫人』は、数十ページ読んで、つづきがどうなるかと夢中になっていました。とても面白い小説でしたね。

フローベールの他の代表作である『感情教育』も近いうちに読みたいです。



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