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2023出雲駅伝(駒澤大学)

こんにちは。こんばんは。
ついにこの時期がやってきた駅伝シーズン。
駒澤大学が昨年度に続いて連覇を達成した出雲駅伝。しかも大会新記録。
駒澤大学としては出雲駅伝5回目の優勝。2回目の2連覇。前回の2連覇経験したの現駒澤大学陸上競技部監督藤田敦史、佐藤裕之(NEC~富士重工・スバル)、大西雄三(日清食品グループ)の3人のみ。※この時はまだ今の距離配分ではない。
今回はその連覇経験者に佐藤圭汰、鈴木芽吹、安原太陽が加わった。メンバー入りまで含むと花尾恭輔、伊藤蒼唯、山川拓馬.。
 藤田監督は選手コーチの時も含んで5回中4回駅伝優勝を経験することに。藤田監督凄いですわ。たぶん、この後もところどころ藤田監督凄いと表記が出てくると思います。
今回はエントリーメンバーの10人が公表されてからnoteにエントリーメンバーについて書く余裕がなかったためその時に思ってた事をこの項に軽く書いておきます。
 庭瀬がエントリーメンバー入りしてきた事以外は個人的には予想通りでした。区間配置に関してはさっそく藤田監督の色が出てきて凄いと思いました。就任1年目しかも前年度三冠したチームの後を受けたのだから。コーチとして駒澤大学に戻ってきた時から、何れは監督になる可能性も頭の片隅にあったにしろ。
個人的には藤田監督がどの関係者よりも緊張があったんだろうなと思います。いくら大八木総監督が帯同して横にいても大八木総監督は監督の時のような感じではなく、ニコニコしてて監督時代とは違いましたね。胴上げもまさかの藤田監督よりも大八木総監督が先というね。
これは藤田監督がまだ緊張してたからそうなったんだろうかと。その後胴上げで宙に舞った時藤田監督ようやく笑顔になってましたね。前置きが長くなったのでそろそろ1区から書きたい事を書いていこうかと思います。どうぞお付き合い下さい。
タイトルには出雲駅伝駅伝て書いてますがここに出雲市記録会の事も付けてあります。
選手名は敬称略で表記。
※佐藤圭汰と鈴木芽吹は圭汰、芽吹と表記。


1区篠原 倖太朗 

区間賞 22分45秒
さっそく藤田監督の色。

2年ぶりに1区に登場した。スタートは後列中央寄り。序盤は集団の中にいて周りの選手がマークしてくるが、気にする行動をせずレースを進めて4㎞付近でアイビーリーグ選抜ミルナーがレースを動かす後ろに付いていった。
5㎞を14分10と1区にしては比較的早いペースいき、徐々に同じ選択をした学校の選手が遅れいくなか篠原はずっと後ろにいて750mくらいで横に出て、ラスト380mで先に襷に手をかけてスパートしてミルナーを引き離してそのままトップで2区佐藤圭汰へと襷を渡した。ようやく大学入学後初の区間を獲得した。
優勝争いをすると考えられていた國學院に21秒青山学院に39秒中央大学に1分25秒つけてしまったのは大きかっただろう。
状態が7割くらいで1区に来てこの走りをしてしまうのだから恐ろしいし1区篠原が起用された時点で優勝狙う学校や駒澤大学を慌てさせようと考えていた各校の監督のレースプランは狂ってしまったんだろう。
それに1区篠原を起用してきた藤田監督の観察力は凄かったです。この篠原の走りで優勝確率は上がってだろうし。

2区佐藤圭汰

区間賞 16:08
連戦とは?

アジア大会から中4日での出雲駅伝となったが、昨年度と同じく2区に登場して区間賞獲得。 連戦の疲れからか動きが重たいように見えたが彼には関係なかった。残り200mからの重たくてきつい状態から1秒を絞りだしたのには彼のプライドを見た気がします。2位との差を39秒までひらいて3区山川にリレー。※区間賞は青山学院黒田朝日と同タイムでの獲得
藤田監督が終わった後言ったように1秒の詰めの甘さが出てしまったのは勿体ないとは思いますが、アジア大会からの間隔を考えたら凄いとしか言えないと思います。 尚本人は区間新狙ってたらしいが。この圭汰が2区にくる事によって1区の全選手にプレッシャーをかけることになった可能性もあるだろうし。

3区山川拓馬

区間3位 24:20
恐ろしい

エース区間を任されたのは出雲を初めて走る山川。青山学院と早稲田が後ろから束になって追いかけてくると思われたが、強烈に追いかけてきたのは創価だったが山川にはあんまり関係なく5㎞を14分30で通過していき7㎞を20分10で通過していった。
そこから1.5はちゃんとしたのを見つけれなかったのでわからないが24分20で走りきりきった。区間3位で日本人トップで区間4位の青山学院佐藤一世に32秒差をつけてしまった。昨年度出走出来なかった悔しさをぶつけてきましたね。
この山川の走りで藤田監督も優勝を出来ると思いはじめたでしょう。山川本人はレース後のインタビューでもっと上のタイムを狙ってたとの事なのでほんと恐ろしいですね。
また昨年度三冠エースになった田澤に似てきたと個人的には思いました。2位との差を57秒までひらいた。

4区伊藤蒼唯

区間3位 17:47
地元凱旋

昨年度はエントリーメンバーに入ったものの出走出来ず、その後行われた出雲記録会でも同級生山川が好走するなか自信は悔しい思いしか残らず出雲を後にした。2年越しの地元凱旋レースとなった。最初のほう苦労したように見えたが沿道からの声援を背に走り最終的には区間3位に纏めてきた。
伊藤がこの区間に入ってきたのは今回の駒澤出雲連覇の要因の1つなのではなかろうかと思う。 5㎞を14分25秒ではいってたので悪くない。繰り返すが2年越しの地元凱旋レース。間違いなく今回の出雲駅伝において伊藤は主役だたでしょう。順天堂三浦が出てこず伊藤にはそのプレッシャーもあっただろうし、箱根での駒澤唯一の区間賞獲得して注目度も跳ね上がってでしょうし。走りとは関係無いが伊藤の受け答え方て他の選手と違う気がする。
伊藤が出雲走って優勝メンバーのなれて良かったと思います。2位との差は45秒となった。

5区安原太陽

区間2位 17:51
赤星の思いも背負って

2年前と同じく赤星と交代で起用での登場となった。今大会で唯一の交代。
昨年度は前半はゆっくりいったが今年度は前半から攻めた走りで2位創価との差をひらいていくも中盤くらいから徐々に徐々にペースが落ちてしまうが、区間2位でアンカー芽吹にタスキリレーをした。区間賞は創価吉田響。差は6秒だった。3位とは33秒をつけての区間2位。2位とは39秒差
3㎞通過は8分12。2㎞から3㎞の1㎞は2分36でいったように相当突っ込んではいって走ってた。駒澤大学記録は更新した。

6区鈴木芽吹

区間賞 29:00
エースへの階段

昨年度に続いて安原からトップでタスキをもらうことになった。最初の1㎞を2分47でいきその後も2分50前後のペースで走っていき2年連続区間賞を獲得し昨年度は涙のゴールをしたが、今年度は笑顔でゴールテープをきった。
自身の記録は昨年度から21秒削りだし29分00と日本人歴代1位区間歴代6位の記録となった。また昨年度駒澤大学が作った記録も更新し、チームの総合タイムを初の2時間7分台にのせ、たくさんの記録ずくめの結果となった。2位創価大には1分43秒まで広げていた。昨年度の田澤じゃないが芽吹がアンカーでいるから他の出走した選手の走りも引き出せたのだろう。
芽吹の7㎞までのラップ
1㎞2分47 2㎞2分44 3㎞2分53 4㎞2分46 5㎞2分56
6㎞2分50 7㎞2分50

藤田監督

笑顔の胴上げ
もう緊張して仕方なかっただろうけど、優勝して胴上げの時にはやっと顔の表情が緩んで良かったです。2区の圭汰が走ってる時の表情は硬かった。
区間配置にはさっそく色が出てきて成功した。 選手よりも監督のほうが緊張して仕方なかったんではなかろうか。胴上げの時も先に大八木総監督にどうぞて仕草してたのも実に藤田監督らしいと思いました。

大八木総監督

まさかまさかの藤田監督よりも先に胴上げされてしまった大八木総監督。 監督の時は表情固かったが、総監督になった今回はニコニコ。 総監督でもまだまだ監督なのは変わりなさそうですね。ただやっぱり存在感がある。

出雲市陸協記録会

赤星雄斗、庭瀬俊輝、安原海晴の3人の選手が5000m2組目に出場し、
1位赤星雄斗(4)14:01.23
4位庭瀬俊輝(3)14:09.60
5位安原海晴(1)14:09.98
となった。
赤星
補欠として登録されたが2年前と同じで安原と交代で出雲駅伝には出れなかったが、2組1位を獲得しタイムも1位なり駒澤の出雲完全勝利にした。レースは記録を出すというよりも勝ちきるレースをしたと思いました。
庭瀬
終始真ん中くらいでレースを進めていたと思ってたら、いつのまにか前の方にきて4位でゴールをした。タイムは満足出来るものでは無いとは思うが、9月24日(日)第42回一関国際ハーフマラソンを1時間04分34秒で走ってたと考えたら上出来だと思います。藤田監督がどうコメント出すかは注目。
安原
またもや庭瀬とセットでゴールに惜しくも庭瀬に勝てず。庭瀬とは逆で終始前でレースをしていた事は良かった。

超簡単なまとめ

1区篠原はアイビーリーグミルナーに付いていって、最後400でスパートかけて先頭に出て2区圭汰にタスキリレー。
2区圭汰は悪いながらも粘った
3区山川は区間3位日本人トップで走った。
4区伊藤は凱旋レース
5区安原は前半攻めに攻めた結果後半伸びなかった
6区2年連続区間賞と優勝のゴールテープをきった。

優勝出来た5つのポイント

1.1区篠原を起用できてミルナーのペースに篠原は対応出来たのに対して、優勝を狙う学校や、駒澤を慌てさせようとした学校の選手は対応出来なかった。
2.2区に圭汰が起用出来たこと
3.4区伊藤の地元凱旋レース
4.アンカーに芽吹を起用出来たこと
5.藤田監督が篠原のコンディションを見て迷わず決断して1区に起用出来たこと。

花尾恭輔

メンバー入りしてて唯一触れてこなかった花尾についてはここで触れておこう思うが、その事が陸上&駅伝情報@サンスポさんのXにて載っていたのでそれを載せた上で書く。以下その件

これ読むと、チームのためにエントリーメンバーに入れたとの事。チームとして入れたというのをみてびっくりしたのと同時にそれだけ花尾ていう選手はチーム内でも主力メンバーの一人だと思いました。あとはこれも藤田監督の色なのでしょうね。おそらく大八木総監督が監督なら外してたと思うので。

このnoteを書いてる時に全日本大学駅伝の暫定エントリーメンバーも公表があったのその事については近日中に書けたら出そうかと思います。
おわり

おまけ

1区篠原倖太朗 駒大歴代3位 区間歴代5位
2区佐藤圭汰 駒大歴代2位
3区山川拓馬 駒大歴代3位 
4区伊藤蒼唯 駒大歴代2位
 5区安原太陽 駒大歴代1位 区間歴代3位
 6区鈴木芽吹 駒大歴代1位 区間歴代6位 日本人1位
 ゴールタイム2:07:51 歴代1位

 

駒大2年生・山川拓馬がエース区間を快走!「田澤さんの記録まで行きたかった」/出雲駅伝

藤田監督よりも先に宙へ舞った大八木総監督


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