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『薬屋のひとりごと』。

いやー、ひさしぶりにハマる作品に出会いました。
日向夏さんの『薬屋のひとりごと』。
アニメ版も好調なようで、かくいう私もアニメ版を毎週、楽しみにしております。

原作小説……最初はどうしようかと思っていたのですが、読み始めたら止まらなくなりまして……今、ようやく、猫猫と壬氏様のふたりがようやく、互いの気持ちを少しずつ交流させていくところまで読み進めました。
猫猫の性格上、あっさりしたものではありますが……それでも、壬氏様との距離が少しずつ、近づいていく過程は、読む価値、あります。
難しい問題は山積みの展開。でも、このふたりであれば、きっと、乗り越えていくことができるのでしょう。この先も非常に楽しみです。

いわゆる「ライトノベル」というジャンル、数年前までは見向きもしなかった私……というか、私の若い頃には、こんな言葉はなかったのです。
が、7年前の手術時、入院する時に手にしたとある作品(これについては、また後日、書きたいと思います)がきっかけで、とにかく読書を再開。入院~療養のおよそ1年間、読みまくりました。
私は電子書籍は苦手で、実際の紙の本を手にして読むのが好きです。紙に印刷された活字が読みたいタイプなのです。今も、通勤のお供に、カバンの中には1~2冊、文庫本が入っていたりします。

『薬屋のひとりごと』は、そんな私にとっては、久しぶりの長編シリーズを読む、ということになりまして……でも、あっという間に読み進めてしまったのは事実。
クセの強いキャラクターが多く、伏線も張りまくり。
読みながら、アタマの中を整理していく……
ちょっと前の自分だったら、嫌悪していた作風なのですけれど、やはり読み始めると……面白くなったんですよね~。なんなんでしょうね~。

猫猫という主人公、私は嫌いじゃないです。むしろ、好き。憧れ。
年齢の割には非常に冷静……彼女の出生などもありますが……周りに媚びず、自分を持っている。でも、好きなこと=薬や毒=にはとことん、ハマるという彼女が、決して望んだわけではない政(まつりごと)へ引っ張られていく……
この先の展開はなかなか読めないですが、のんびり、ゆっくり、楽しんでいきたい作品です。