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クリエイターにとっての理想の生活とは? あるいは、創作に専念するための生活

生活していると何かしら掃除をする必要が出てくる。部屋もそうだが水回りだとかは面倒くさい。放置するとホコリは溜まるし、カビてきたり錆びてきたりするかもしれない。毎日10時間とかものづくりをしていたい人もそういう掃除をしているのだろうか? いやしていないだろう。

山下清は徴兵検査から逃れるために旅をしながら絵を描いていたらしいのだが(今ぐぐったから詳しいことは知らんw)、それはもしかして「創作に専念するためだったのかな」となんとなく思ってしまう。家を借りていたのでは管理が面倒だし掃除が面倒だ。あるいは近所付き合いが面倒だ。ということで、合理的に旅に出たのかもしれない。そう考えると賢いように思う。

魔女の宅急便の絵描き(ウルスラ)も人里離れた家で絵を描いている。たまに町に行って買い出しするぐらいだ。結局ああいう環境があれば才能も伸ばせるような気がする。日常的なことをやりながら自分の才能を伸ばすというのはかなりハードルが高いように思う。

売れっ子クリエイターならいくらでも金があるから誰か雇って掃除させりゃいいんだろうけど。文豪もホテル暮らしみたいなことをしている人が多い印象だ。「集中できる環境が欲しい」というか「掃除が面倒なんじゃねえのw」と思ってしまう。

気分転換に掃除をするという考え方はあるのだが、気分転換なら散歩がちょうどいい。ホコリやカビ掃除をするというのは面倒くさいし、道具も必要になってくるのもまた面倒だ。

* 生活をしていたのでは、創作は難しい?

宇多田ヒカルが人間活動をすると宣言して仕事を休止したのをたまに思い出す。クリエイターは仕事が忙しく生活ができないのだ。逆にいえば生活をしてしまうとクリエイトはしにくくなる。例えば自炊なんかすると冷蔵庫になにがあって、何がないのかがチョット気になってしまうかもしれない。そんなことを気にしていたのでは集中できないのだ。

あるいは、無印良品が今セールをしているのだが、日用品を買うためにどこかでセールをしていないか?なんてことも考えたくはない。自分の仕事だけに集中したいのだ。

そう考えていると世の中から天才クリエイターが生まれて来ないのも理解できる。みんな生活に忙しいのだ。逆にいえば、「生活のすべてをやってあげるから、あなたはものづくりに集中して」という環境を与えればもっと良いものがたくさん出てくるのではないだろうか。世の中には天才がたくさんいると思うのだが、くだらない生活のためにその才能が世に出ないのではないだろうか。

* 天才が集まるシェアハウス

ということで、テラスハウスみたいに6人ぐらいで生活するのは面白いアイデアかもしれない。2人は家事をする人。4人はクリエイターである。家事をする二人は家賃を半額ぐらいで住めるとか、無料でいいかもしれない。

作品作りに100%集中できる環境というのを欲している人は全国にたくさんいるような気がする。

まあそんなシェアハウスなんかしなくてもホテル暮らしでもすりゃ全部やってくれそうだから、それでいいのかなとも思ったり。(どないやねん)

まとめ

ものづくりには集中できるまとまった時間が必要だと思う。
生活をすると掃除やら食事やら「人間としての仕事」をする必要が出てくる。これが面倒なのだ。部屋がどんどん散らかって行く。とこの記事を書いていたら思い出した。葛飾北斎である。掃除が面倒だから引っ越しまくりの人生である。「やっぱそうだよなあww」


私もそろそろ人間活動をやめて、クリエイターになりたい。
そんな季節である。

おわり。