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webエンジニアやめてよかった

最近ニコニコ動画系のサイバー攻撃が話題なんだが、まじで恐ろしい話なんだよね。

ニコニコに関する詳しい話は知らんが、基本的にwebサービス(サーバー)ってハッキングされる可能性があるわけで、ハッキングしようとしている悪い人たちが世界中にいるのも事実。

つまり作って終わりという世界ではない。例えば漫画とか小説の作家なら作品を作ってしまえば基本的に終わる。誰かが勝手に文章を変更したりしないw
でもアプリは違う。運営してネットにつなげている時点でハッキングされる可能性がある。そして、完璧なセキュリティというのはないし大規模になるほど穴が増えていく。
ハッキングの手口もどんどん巧妙になっている。というか真正面からハッキングはしない。例えば、内部のプログラマと親密になってウイルス付きのメールを送りつけて開かせてハッキングするみたいな手口がある。仮に完璧なセキュリティがあったとしてもそれを動かしている人間が未熟だと防げないというわけだ。

サーバー側も普通にみんなが使っている有名なフリーのソフトウェアに穴が見つかることもある。そしてアップデートしなければいけなくなる。普通は一旦サービスを止めてアップデートすることになるが、それも結構神経を使う。サーバーを再起動すると関係ないアプリが更新されて意味のわからない挙動をすることもある。そして泥沼へ。
休日だからといって休んでいることができない。毎朝自分が管理しているサービスが動いているかチェックするというのはスマホで簡単だとは思うが毎日100%やらねばならないというのはしんどいし、アクセスが増えていき金がガンガン儲かっているなら楽しいのかもしれないが、アクセスが減ってきてもうやめたいと思っているサービスなら精神的にもしんどいのだ。

そもそもサービスを作って上手く稼げるか?というところから怪しい。ヒットさせるのは難しいし、ヒットした後でも上のように人気がゆえにハッキングの標的となることもある。そもそも自動で穴をみつけるツールが世界中を走っている。例えばサーバーをレンタルすると10分もしないうちに攻撃されることもある世界だ。イタチごっこが無限に続き、セキュリティを考えていると時間的コストも掛かるわけだから、新サービスを作る時間が削られてしまう。自分がリアルで商売をしていてクレーマーが毎日来るようなら警察に連絡したら対処してもらえるかもしれないがネットの世界では基本的にそういうことはない。金を払って守ってもらうことはできるかもしれないが、そんな金は払いたくないのだ。

つまり話をまとめると、
1,作ること自体が大変
2,完成したとしてもヒットする保証はない(金になる保証はない)
3,ヒットしてもしなくてもセキュリティを考える必要がある
4,人気サービスになったところで安心できない(人気はすぐに落ちる)
5,信用している人がハッカーだったということがあるので人間不信になる
6,個人情報を扱ったりするともっと神経を使うことになるのは明らか

今後AIを使ったハッキングみたいなことも増えてくるんだと思う。
私はプログラミングをするのは割と好きな方だが、webサービスは作らないかなという感じ。
やっぱオフラインのゲーム開発が自分に合っているかなと思う。
バグが見つかってもオフラインのゲームなら楽に全クリできるぐらいで他人に迷惑はかからないからね。

webアプリを作るぐらいならセキュリティの専門家になった方が安定して稼げそうな気がするし休日は休日でしっかり休めそうな気もする。
断捨離というか、何かものを持つということはそれを管理する責任もあるわけで、家が空っぽなら仮に泥棒が入ってきても盗むものがないから諦めて出ていくしかない。生活も仕事もミニマリストのような状態でいた方が安心していられる。

若い人でwebエンジニアを目指している人がいるとは思うが途方もない勉強をこなした上で地獄を味わうという人生になりかねない。それでもやりたいと思うなら頑張ってくれ。個人的にはカッコよさそうぐらいで目指すものではない。まあ他人の人生なんでどうでもいいけど。