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もう一歩先のメンタルと実力を考える

「常に冷静に」という言葉があるが人間にはそもそも感情が備わっているので「常に冷静にいろ」と言われても難しいことがある。

普段の生活ではみんな冷静だと思うが災害時など一瞬の判断ミスで命を落とす可能性すらある。だから日頃から気をつけておきたい。

先ほど、ネット麻雀をしていたのだが(また麻雀か)、南3局まで全くあがれずにラス目になっていた。東場から積極的にリーチを掛けていたのだが追っかけリーチに負けたりして3回連続でテンパイしたのにあがれずに最悪な目にあっていた。

しかし、南3局、「リーチ、ツモ、三色、平和、ドラ1」という跳満の手をあがることができ、突然トップ目に浮上。全員3万点以下なのでもう誰が勝つかわからない状態となる。そして、オーラスだ。

私は跳満をツモる前まで「ラス回避すりゃ勝ちだな」と思っていた。なんとか三着目に満貫ぐらい当てれれば逆転できるというテンションだ。しかし、跳満をツモったことで状況は一変した。

普段こんなことはないのだが、オーラスで私はすでに温泉気分だった。すでに勝負は終わっているというような感じ。現在トップ目だからラスはないというノリである。しかし、周りの3人は全然違う。今までの半荘では見たこともないような鳴きをしまくっている。全員が2回ずつ鳴きまくりだ。そりゃそうかもしれない。3万点以下なら継続するルールなので1000点でもいいからあがったものがちになっていたのである。私はぼーっと手なりで打っていたのだが、最後には振ってしまい3着目に落ちて対局は終わってしまった。(一応3着なのでセーフ)

もちろん、緊張感を持ってやっていたらそのまま勝てていたのかは分からないのだが、温泉気分だったことは確かだ。いままでずっとあがれずにいたのに突然跳満をあがって逆転していたので、調子がおかしくなっていたのだと思う。

勝って兜の緒を締めよ

結局何がいいたいのか。普段するなということ。冷静に常に最善を尽くせということだ。しかし、どれだけ頭でわかっていても実践できない。株式投資なんかでも大勝ちしたあとは考えがゆるくなってしまい適当にやって大負けすることもよくある話だ。

今までずっと負けていたのに突然勝ったときはかなり注意が必要ということを実感した。

逆に勝ち続けていて突然負けたときも落ち込むだろうけど、その逆もあり、結局今回のオーラスで一切鳴かずに周り3人が必死にやっていたことを傍観していたことが「麻雀が弱い奴」ということなのかもしれない。

技術というよりもメンタルが大事なような。麻雀は運の要素が強いゲームではあるが、温泉気分でやっていたのでは勝ちようがない気がする。

とはいえ、今回こういう経験をしたので次からは勝負が終わるまで温泉気分にはならないのだと思う。将棋をやっていても「勝ったかな」と油断すると突然逆転したりすることはよくある話だ。勝負の世界って難しいんやなって。

もっといえば、今まで負けていたやつが突然大きな手をあがったとき、そいつは油断している可能性があるということも学んだ。「今ラス目の人があがったらその後がチャンスかな?」ということを冷静に考えられるぐらい心の余裕があれば麻雀も1つうまくなるのかもしれない。たぶんプロとアマの差はメンタルの方が大きいような気がする。

まあこんな記事を書いても自分が実際に経験しないと、誰でも温泉気分になって逆転負けしてしまうことがあると思う。人間とは面白いな。