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HKTの10周年は新曲もレベチだった件① ~先の10年から次の10年へ~

こんばんは!久々の更新になります。

さて、ここ2週間くらいで48界隈では大きな動きがありました。中でも、10周年イヤーのHKT48が14枚目となる新曲「君とどこかへ行きたい」をリリースし、この度MVが解禁となりました。

今回は、「君とどこかへ行きたい」のMVを見ての感想や、新劇場が昨秋オープンし、10周年イヤーを猪突猛進する今後のHKTについて語っていきたいと思います。新劇場については以下の投稿で触れているので是非。

時代に一石を投じる「ダブル選抜」と98lineの星

まず、今回の「君とどこかへ行きたい」こと「君どこ」は、48では類を見ない「ダブル選抜」という方式を採用した。これは、キャリアの長さで12人×2グループを選抜するという大変画期的な手法である。加えて今回はJR九州とのズブズブの関係を上手く利用し(とはいえ地元密着で丁寧にやってきた成果ではある)、MV撮影にJR九州が全面協力、九州各地の鉄道駅をロケ地に利用しているという鉄オタワイ狂喜乱舞の作品となっていて、選抜の名前もそれぞれ「つばめ選抜」「みずほ選抜」という九州新幹線の愛称を用いているズブズブっぷりに乾杯。

さて、それぞれの選抜は「1期からドラ2まで」「4期以降」で分かれている。歌唱メンバーは以下の通り(太字はセンター)。

つばめ選抜
栗原紗英、神志那結衣、坂口理子、坂本愛玲菜、田島芽瑠、田中美久、渕上舞、松岡菜摘、松岡はな、村重杏奈、本村碧唯、森保まどか
みずほ選抜
石橋颯、運上弘菜、小田彩加、上島楓、堺萌香、武田智加、竹本くるみ、地頭江音々、豊永阿紀、松本日向、水上凜巳花、渡部愛加里

(なお、各メンバーについてはこちらのサイトで詳細が確認できる。)

田中美久は初の表題曲センターであり、運上弘菜は前作「3-2」から連続でのセンターを務める。(下記画像左が田中、右が運上)

この運上弘菜だが、「なっぴ」という呼ばれ方をしている一方で私は勝手に「ぴろな」と呼ばせてもらっている。この情報、心底どうでもいいな。

それにしてもこの運上弘菜、HKTのセンターとはいったものの、生まれは北海道の小平町。かつては炭田の町として栄え、カズノコで有名な留萌の都市圏に属する。そんな小さな町から国際都市・福岡を背負って立つアイドルに駆け上がった22歳。個人的に98年組には思い入れが強いのだが、運上のアイドルとしてのキャリアは輝かしく、畏敬の念さえ覚える。

節目の年に相応しい「世代交代選抜」

選抜入りのブランクについてだが、小田・渕上は12th「意志」、坂本は10th「キスは待つしかないのでしょうか?」、武田は9th「バグっていいじゃん」、坂口は7th「74億分の1の君へ」を最後に選抜からは遠ざかっていた。そして栗原に至っては4th「控えめI love you!」以来実に10年ぶりとなる選抜復帰となった。

年長組として長きに渡りグループを支え続け、福岡ソフトバンクホークスのファンとして応援番組のレギュラーも持つほどの実力もあり、コメディエンヌとしての才能もある坂口。一方でグループ屈指の端麗な容姿を備える栗原、3期の中では最も昇格に時間を要した努力の人だ。この2名の選抜復帰の報は、HKTファン全員の涙腺を刺激するものであった。

そんな中、今回が初選抜となるフレッシュな顔触れは堺萌香(4期)・石橋颯・竹本くるみ(ともに5期)の3名だ。堺と石橋は年初に行われたオンライン演劇プロジェクト「HKT48、劇団はじめます」(通称:劇はじ)にて主たるキャストを務め、一躍名を上げたメンバーである。竹本は石橋と同期で、若手のホープとして成長が期待されている。

今回の選抜は、HKT48がHKT48たる所以を築いてきた12人による「つばめ選抜」と、次の10年で新たなHKT48の可能性を広げるポテンシャルを秘めた「みずほ選抜」による「世代交代選抜」と例えてみると面白いのではないだろうか。

不透明な社会状況もあり、リリースがHKT史上最長ブランクとなってはしまった(1年ぶり)が、我々ファン一同としては待望中の待望だったシングルの発売。前作がコロナ禍もあり外部への発信機会に恵まれなかったが、今作は是非とも九州を中心に全国のアイドルファン・鉄道ファンに喜びを与えてもらいたい。

次の投稿では、アイドル兼鉄道好きの当方を興奮させるMVの全貌について、深く掘り下げていく。

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