ニンジャスレイヤーをAoMシリーズから読む/S4_17「テンペスト・オブ・メイヘム」(前)
こんばんは。AoMシリーズから出戻りしました望月もなかです。
冬になったので猫がいそいそと膝に乗ってきます。猫は幸せそうですが、6kgの猫抱き拷問により人間の太ももは限界です。獣医師さんによればちょっと太り気味らしいので、人間と猫双方のためにもダイエットさせようと決意しています。がんばります。
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前回の感想はこちら。
【前提】望月のニンジャスレイヤー知識
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今回のエピソードはこちらです。シーズン4 第7話。
シーズン4:「テンペスト・オブ・メイヘム」(前)
マスラダは、ザナドゥの指し示した光景に言葉を失った。己のオリガミが、緑の影響を確かに押し留めていた。ザナドゥがオリガミを中心に据えたグラフィティを描けば、さらに有効範囲を広げられる……ならば、もっと高く、ネオサイタマ全土に届く場所へ。ネオサイタマ中心部、緑の靄をさらに睥睨する遥か高みに、沈黙の廃墟はなお燦然とそびえたつ。カスミガセキ・ジグラットに新たなオリガミを生み出すべく、狩人メイヘムとのイクサが始まる!
♯1
思ったとおり、マルノウチ・スゴイタカイビルがアヴァリスさんの玉座になってました。ということは、シーズン4の最終決戦は、ニンジャスレイヤー因縁の地にて行われるのでしょうか。
マスラダ・カイがニンジャスレイヤーになった場所、アユミと人生が分たれてしまった場所。シーズン3【ナラク・ウィズイン】にて、マスラダをして「これはおれだ」と叫ばせた、先代当代ニンジャスレイヤーどちらにとっても因縁の地……ニンジャスレイヤーがかつてのアーティストたるマスラダ・カイと再会するのに、これ以上の舞台はないように思えます。
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ところで唐突に登場したセト配下三名は練度の高い手練れである、と、さりげない描写(雑談中に敵の気配がした瞬間、罵声ひとつ上げず、滑らかなカラテ姿勢をとり迎撃する)でさくっと伝える箇所の筆力がすごい。ボンド・モーゼズ、小説がうまい。一方でユダンナキさんの謎ネーミングが気になって話に集中できない。弄ばれている。
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ついにメイヘムと対峙するニンジャスレイヤー、今度こそは邪魔の入らない高純度のイクサが見られそうでドキドキします。
文章がうまい。
と思っていたのに、続く
で荘厳な空気が一瞬にして弛緩しました。そういうのやめてよ!(机バン)
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研ぎ澄まされた力と意志のぶつかり合い!興奮します!
文章キレッキレで最高〜〜! 素晴らしい!!
これまでのvs狩人戦、外部の茶々が入るとか市民を巻き込むとか親が介入するとかそんなのばっかりだったので不思議な清々しさすら感じます。コンヴァージ戦も大興奮でしたが市民の巻き添えがすごかったですし…純粋に一対一でバチバチカラテできたのって、vsマークスリー前半戦と最終盤くらい? 半分もないのですが。ほんとこの儀式クソだよ!
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♯2
狩人と獣が衝突するたびに生まれるエネルギーは、始祖カツ・ワンソーを完全体とするべくセトによって盗み出されていた。メイヘムとの鬼気迫るカラテ応酬もまた、始祖の影アヴァリスに供される一皿に過ぎないのか……
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フジキド家妻子の墓標が、アヴァリスさんとティアマトさんによって全面モザイク成人向け空間になってるんですが。なんてことだ。
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総帥落ち着いて!www
「応援の手」が言葉通り「応援」そのままの意味で使われてるの、石碑会議参加者の中ではアイアンコブラ総帥だけなんですよね。どいつもこいつもさぁ!
しかし「新たな狩人の準備」とか言ってましたけどセトにもまだ狩人選定の権利があるんです?
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は?
茶器なら黙っていろ。
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ギーッ! ケイトーさん絶対ナンシーさんの動きに気づいてるでしょ!
何を企んでいるんだ!! ウーガダル=サツバツナイトだって明らかに気付いていたくせに嘘ばっかりついて! でも喋るたびに読者に(こいつ嘘ついてる!)って思わせる人物描写が巧みでここはマジですごいと思う!
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なんで地底深くの総帥にLANケーブルが接続されているんだろう。
深く考えてはいけない?
いやでも……おかしくない?
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♯3
12歳のメイヘムにとって、味方は物狂いの老婆ひとりきりだった。老婆は言った。お前は高貴な血を引いている。そうだったのかもしれない。なればこそ、飛び交う銃弾のなか、彼女は生き残ったのかもしれない。ニンジャになったのかもしれない。古い皮を脱ぎ捨てたとき、力なき孤児の少女は、無限の時を生きる高次存在になっていた。
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冒頭300字足らずでメイヘム過去編に情景付きでガッと引きずり込む筆力が素晴らしく、すさまじい。『ニンジャスレイヤー』の真骨頂ですね。
蛇の脱皮を暗示させる表現で、宿ったソウルの性格を読者に見せるのも小説がうますぎるんですよな。
子どもと大人……その埋めがたい溝を、千尋の谷を一瞬にして満たすエネルギー、それがニンジャソウルってこと……
古代ニンジャ文明の遺跡
それはそれとしてニンジャ遺跡とか意味の分からない単語は認められないかな……
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メイヘムさんって名実ともに総帥の一番弟子だったんですね。溺愛っぷりにも納得。でもだからって娘溺愛セコンドおじさんみたいなことするのはちょっと大人げないかなぁ!
ナラクちゃんも大人げないんじゃないかなあ!!
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おじいちゃんたちが場外乱闘(口喧嘩)始めちゃうのさすがに笑ってしまいました。やめなよみっともない!!(笑)
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びょえ~~~~かっこいい!!!!
メンポを指先でなぞり溶接はさすがにこうあの性癖があの最高でかっこいいが興奮もして私は
メンポで口が塞がれているかわりに溶けた鉄を唾液に見立ててるの天才の所業じゃありませんか!??! 最高~~~~~~~!!!!!!
と興奮したところで少し短いですがいったん区切ります。
エピソードの内容的に今エピソードの記事も三分割になる予定です。
次回もあまり間はあかないと思いますので、次の記事でお会いいたしましょう。おやすみなさい!
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次の感想はこちら。
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