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Radiate line外伝(5月1日 むすひの日)

いつも読んでいただき、ありがとうございます。

ゴールデンウイークが後半になりました。
前半は天候が悪い日がありましたが、それはそれでシャッターチャンスが多くありました。

今回は、5月1日の撮影について書きたいと思います。


牡牛座の新月

5月1日は新月。
(今年の5月は30日も新月なので、新月が2回ある珍しい月です)
月齢を気にするようになったのは写真を撮るようになってからです。
夜景を撮りに行くと、同じ場所、同じ時間に撮影しても月齢によって違う写真になってしまいます。

産霊詣り

月齢に関連するもに、産霊(むすひ)詣りっていうものがあります。
産霊詣りは、写真を始める前は全く知らなかったのですが、被写体について一通り調べる中で知ることとなりました。

新月と満月には、天地・万物を生成、発展、完成させる霊妙な力があるとされ、新月と満月の日を産霊というとのこと。
天橋立にある籠神社(このじんじゃ)と奥宮の眞名井神社で、新月の日と満月の日に参拝することを産霊詣りといいます。
産霊の日だけ、産霊守りが授与されます。
満月の日は白い産霊守りが、新月に日は黒い産霊守りが授与されるので、2種類の産霊守りがあります。
月2回のレア・アイテムのようなものですね。

満月の白い産霊守りは以前に頂いていたのですが、新月の黒い産霊守りを突然欲しくなり参拝に行ってきました。

元伊勢籠神社 奥宮眞名井神社

籠神社に到着すると、ちょうど神事が行われていました。
神主さんの柏手に合わせて、私も柏手です(^人^)
曇&雨予報でしたが、ゴールデンウイーク&行動制限もなくなったので、いつもより多くの人が参拝していました。

眞名井神社

籠神社を参拝した後は、数百m離れた眞名井神社に参拝しました。
眞名井神社は、狛犬ならぬ狛龍です。
別名、眞名井龍神社だからでしょうか。
眞名井と名が付いているとおり、ココの水は地元の人が水を汲みに来るぐらい、とても美味しいことで有名です。

社殿が新しくなって磐座(いわくら)に近づけなくなりましたが(パワースポットブームで、禁足地に入るわ、マナー悪いなどの悪影響!?)、磐座から距離があっても、あいかわらずクラクラするような感覚があります。

籠神社も眞名井神社も境内は撮影禁止になってしまいましたので、参拝日の記録のために入り口だけ撮影です...

産霊守り

産霊詣りして、新月バージョン(黒)のお守りを授かりました。
一人1つ。郵送不可で参拝に行かないと頂けないとのこと。
産霊詣りは、年間25日あるので、チャンスがあるとは思いますが、気が向いたら参拝できる私と違って、遠方の方は大変でしょうね。

黒:新月  白:満月
裏側は、ふたつで一つの感じです


元伊勢皇大神社(内宮)

呼ばれているように感じたので、その足で元伊勢皇大神社にも参拝しました。
元伊勢皇大神社も年に数度は参拝しているので、気が向いたところだけ写真に撮ってきました。

いつもより遅い時間だったので、参道にイイ感じに光が入っていました。
まっすぐ伸びた杉の木肌が美しい(^^)

参道 麻呂子杉


先ほどまで雨が降っていたのか、杉の水滴のキラキラがとてもキレイです。
晴れ男のためか、雨予報の時の参拝は雨が止むことが多く、曇り予報の時は日差しが、晴れ予報の時は雲ひとつ無い快晴になることが多いです。
参拝後は、もとの予報の天気に戻るので、帰りは雨に降られることがありますw

杉が並ぶ参道に、一本だけシュロ。いつも気になります。

ご神木の根っこだけ。
今回は光が良かったので綺麗に撮れました。


御門神社にあった左右対称のこの植物。
小さな頭の人が、ネックレスをしているよう(^^)
何て言う名前なんでしょうか。


龍灯の杉は、いつもは撮らないのですが、なぜか撮りたくなりました。
節分の深夜に、龍が灯明を献ずるという言い伝えがあります。

龍灯の杉

境内の杉(手前の杉、左奥の杉)は、何故か傾いています。
境内の外(鳥居から右)は真っすぐなので、なにか不思議です。

末社が沢山並んでます。
社の何とも言えない木の色がゾクゾクします。

桜??
キレイな花です。

無造作?意図的?に置かれた瓦。
前々からあった感じですが、今回初めて気づきました。

さざれ石の近くにある小川。
渡り石に苔が生えていて滑りそうw

遅めの八重桜が散ってました。

皇大神社(内宮)、天岩戸神社、豊受大神社(外宮)は、京都の自然二百景選に選ばれているようです。

雨上がりの五老ヶ岳山頂

参拝が終って家に到着した後に豪雨になりました。
参拝の時は雨に降られるとイイと聞きますが、私の場合は天気が良くなるのですw
豪雨も止んだため、五老ヶ岳山頂に行くことにしました。
雨上がりは、湧き上がる低い雲が撮れることが多いのですが、なんと低い雲が無く、日の光が降り注いでました。

ところどころで雲が上に線を引くように上昇しては消えていきました。
昇り龍のように見えるので、これを「龍雲」っていうのでしょうか。

いちばん龍に見えたのがこれです。
尾根から越えた二頭の龍がご対面!

しばらくして消滅
写真的には、雲に躍動感があって、こっちがイイですね。


上空には黒い雲、遠くは日が差し込んで、山々の濃淡がとてもキレイでした。黒い雲がイイ仕事してます。

立体感を出してみる

空と海の間の山々は、いつもは黒く潰して撮っています。
この日の光は、いつもと違っていたので、山の立体感を出すように撮ってみました。
逆光で霞む遠景と若葉の緑で山の形と距離感が強調されています。
写真は、本当に光が重要ですね。

建部山(丹後富士)と奥の山々の木々が判るように撮ってみました。
雲で空と山の輝度差が小さくなっていますが、ハーフNDフィルターは必須でした。

現像でカスミ除去の処理をグッと我慢しながら調整してみました。
山の木々が遠くまで見えていると、CG感がありますね。
カスミ除去をしたら、本当にCGのようになりそうですw

遠景は、ハーフNDで強めに黒く潰してみました。
この撮り方は、模型感がありますねw

立体感を出す撮り方をイロイロ試して遊んでいるうちに、いつの間にか夕暮れになってしまいました。

黒い雲も消えて、いつもの夕焼け空です。


さいごに

以上が、「Radiate line」の外伝です。
って、龍の割合が異状に高かったですねwww
5月1日は、天候が不安定で、まさに龍神様が大暴れしている日でした。
おかげさまで、いつもとは違う光だったので、山々の撮影が楽しめました。
立体的&遠くまでディテールを残るように撮ると、CGか模型の感じが出てかなり面白かったです。

CGや模型の感じでも良かったのですが、「Radiate line」は、中庸な立体感だったので選んだのです。
あと、立体感を黒く潰して記号的にしたこの写真もこの時に撮影したものです。


5月1日 産霊(むすひ)の日は、いつもと光が違う一日でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。


さざ波が金の鱗のよう


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