Residency Interview④:インタビュー本番!!
「Tell me about yourself」
この質問で始まることが多かったです。簡潔に(60秒程度で)この道を歩んだ経歴を話しました。その後は「なぜこの経歴を持った人がこのプログラムにアプライしたのか」について詳しく尋ねる質問に移ることがほとんどでした。私からすれば面接官を頷かせる絶好のチャンス。日本での経歴が多い人こそ「なるほど、面白い」と言ってもらえるconvincingな返事を用意しておくのがいいと思います。そうでない人も、そのプログラムに特有の理由を用意しておくといいかもしれません。
ありがたいことに、ほとんどの面接官が「どうすれば私の望むレジデンシーとなるか(特に大学病院プログラムではないプログラムでの研究面。このプログラムでどこまでの研究が可能で、どう成果をあげるか)」を熱心に考えてくれていて、私も具達的な案を出したり、実りある相談ができたと思います。
基本的には上記の話をして終わりのことが多かったです。良くも悪くも他のapplicantと異なり進路に迷いがないのも理由の1つだと思います。いくつか一般的な質問をしてくる面接官もいましたが、私が対策していた質問を聞かれた感じでした。
気付いた点は、CVの内容が多すぎると、CVから質問されないないということです(CVをきちんと読んでない=どこを質問していいか分かってない)。「すごいね」という感想だけで、何一つ聞かれませんでした。MSPEとかも一切読んでないような印象を受けました、悲しいことに。
東と西で面接スタイルが異なる?!
西はフレンドリーな会話スタイル、東はよりインタビューらしいスタイルという傾向があるようで、私もそんな感じでした。また、前回の記事の通りNYのプログラムはbehavioral questionを聞いてくるプログラムが多いのは間違いないようです。私の場合基本的には想定内でしたが、なぜかかなり威圧的なPD(東海岸)がいて、いざbehavioral questionを聞かれるとたじたじしてしまうものだなと感じました。
PDの面接はよりフレキシブルな印象で、10-15分くらいで終わることもありました。面接官がPDでない時(たとえばレジデントが面接官の時)は、がんばって30分間質問してきていました。無理に質問しなくてもいいのに、と内心思いつつ。。。評価用紙に記入しながら面接をするプログラムもありました。ある程度面接の評価を揃えるためだと思いますがこちらとしてはやることは変わりないです。
Any question?
面接する側も質問されて会話を拡げる方が楽なのもあって「Any question?」とよく聞いてきます。私が用意した質問は2〜3個です。最後の質問をする前に「This is the last question」と前置きしてから質問すると、面接官もその後に「Any question?」と聞いてこず、切り上げやすいのでお勧めです。
その他
・インタビューに行くと大体飲み物が用意してありますが、インタビューが始まる直前にも一口飲めるように水が入ったペットボトルを持っていきました。水の持参はお勧めです。
・念のためCVや論文は全部印刷して持参しました。一切使わなかったですが、いざ必要な時に持っていないと格好悪いので、そのリスクを冒さない方がいいと思います。
・前回の記事でも述べましたが、姿勢は大事です。自信を持った態度で臨むべきです。Application上はすごい経歴を持っているのに、いざ会うとそのオーラを感じない程萎縮してしまっては期待外れです。しっかり対策することが本番の自信に繋がります。
・手応えを感じずに終わった、という感想を述べる人が多いと思いました。可もなく不可もなく普通に終われば問題ないということだと思います。すでに誰を高くランキングするかはインタビュー前からほぼ決まっていますので、第1候補集団の場合は普通に終えることを目標にして気楽にいきましょう。逆に、遅れて招待が来たプログラムの面接に行く時は、+αの推しが重要となるかもしれません。特に地理的な繋がりやプログラム内の人(たとえば現レジデント)とのコネはかなり重要な因子ですので、もしあるならインタビュー中に絶対アピールすべきです。
・もう1つ重要な点は、あの手この手を使ってすでにインタビューを受けた人を探してインタビューの情報を仕入れることです。SDNやFacebookグループで情報が流れたりしているようなので、今後受ける予定のインタビュー情報を探し、フォーカスした対策をとるのが理想だと思います。私もWhatsappグループで情報を共有しましたし、良い情報をゲットしたこともありました。
Conclusion
大事な点は2つのみ。回答を淡々と繰り出すマシーンにならないことと自信を持つこと。
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