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Residency Interview③:当日の流れ

大まかな流れは下記の通り。
・受付(集合時間は様々で、私の場合は早くて7時半、遅くて9時でした)
・Opening、プログラム紹介(軽食付きのことも)
・モーニングレクチャー(チーフ、レジデント、ファカルティによる症例検討会)
・インタビュー開始(インタビュー数は1〜2つで、PDとレジデントの組み合わせが多かったです)
・院内ツアー
・現レジデントと昼食
・Closing
(1−2時頃解散)

気付いた点

集合時間30分前に着くのは早過ぎと感じました。ただ、病院に着いてから指定の部屋に辿り着くまでが迷路のようになっている場合もあるので、病院に5分前到着とかだと遅れる可能性があります。

・スーツの色を気にする人などいません。皺のないきれいな普通のスーツを着ていれば何も問題ないです。個人的な意見ですが、男性は紺色のスーツを着ているとTHE Freshmanという感じ満載です。アメリカでは特に若い人が最初のスーツに選ぶ色なのかもしれません。UCSF UCLA Columbia等からのAMGと一緒にインタビューを受けることもありましたが、葬式に着るような真っ黒のスーツの人もいました(笑)そういう極端なものでなければグレーでも黒系でも全く問題ないです。悪い意味で目立たなければ、スーツや革靴でランキングが左右されることは絶対にないです。

・院内ツアーが結構長いですし、たくさん歩くので女性は歩きやすい靴の方がいいです。ヒールを履いてくる人ももちろんいますが、院内を案内するレジデントに気を使わせている光景をインタビューに行く度に見ました。長時間の歩行を許容できるのであればヒールでも問題ないと思います。

・簡単に自己紹介を済ませるパターンと、みんなの前で自己紹介するパターンがあり、一言面白いネタを付け加えるよう求められることもありました。私もネタをいくつか用意していましたが、「日本でinteventional cardiologist」と話すと誰の自己紹介よりも盛り上がりました。

他のapplicantと会話する時間が多いです。その日の中で1番ストレスフリーで楽しい時間でした。プログラム側が私達applicantをチェックしているような仕草はなかったです(というかプログラム側の人はずっと付きっきりではなく、applicantだけが部屋にいることも多い)。

・昼食時はなんだかんだある程度レジデントに質問しないと話がもちません。積極的に質問してくれる人がいたら楽ですが、自分もする必要があります。得意のネタにもって行けば問題ないです。私の場合、フェローシップに応募したレジデントを捕まえて、循環器フェローシップのマッチングに関する話やレジデントがしている研究に関して質問をするようにしました。また、子供がいるレジデントにはどこの幼稚園に入れたかや学区に関しての質問もしました。無理に質問しようとするより、自然な疑問点で会話が弾むのが楽です。

・インタビュー後にいろいろなグッズをもらえます。水を入れるボトルであったりボールペンであったり。結構良い物をくれるプログラムもあるみたいです。

・近くのホテルに泊まった場合はスーツケースを預けてからインタビューに行くことができます。遠くに宿泊した場合はスーツケースを持って行かざるを得ず、事前にprogram coordinatorにスーツケースを保管できる場所があるかメールで確認しておいた方がいいです(私の経験上、スーツケースを持ってインタビューに来る人はほぼいない)。Airbnbの場合はホストさえOKしてくれれば荷物の保管だけでなく、インタビュー後に普段着に着替えるのもOKしてくれます。スーツでの移動はしんどいので、頼む価値ありです。

・ディナー参加は一度だけありました。2時間程度で解散です。インタビュー中の短い時間で話が盛り上がるならともかく、いろいろと気を使いながらの夕食は決して楽しいものではなかったです。

・解散後、夕方の便で別の場所に移動することになると思います。たとえばシカゴからNYに移動するとなると、移動時間に加え、NYが1時間早いのでNY到着時にかなり遅い時間帯になってしまいます。時差の異なる州でインタビューを受ける予定があり、かつタイトな日程の場合は、まず東海岸でインタビューを終わらせて西に移動していく方が時差的には楽です。

Conclusion

良いプログラムのインタビューは「well organized & caring」、普通のプログラムは「organized」、そうでないプログラムは「unorganized」といった傾向にあります。

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