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Residency Interview②:インタビュー対策

私が行った対策は
① インタビューの対策本に記載されている質問の回答を大まかに作る
② 自分のCVを元に質問を自分で考え、伝えることをまとめる
③ プログラム毎に質問を考える
④ 友人とSkypeで練習
⑤  1人で練習

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①  私が使用した対策本は以下の2冊です。どちらも有名な本だと思います。他にも参考書はあると思いますが、多分どれも大差ないです。

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この本に記載されているほぼ全ての質問に対し大まかな回答を作りました。合計で100個弱程度あると思います。Behavioral questionは多過ぎるので、その中でもcommonと追われる質問のみ取り出しました。特にNYのプログラムではbehavioral questionが当たり前に聞かれるので、対策が必須です(絶対に対策しておきましょう)。用意した大まかな回答を元にアドリブで言う感じの練習がいいです。

② 私の場合CVの内容が多いので、それを元に質問を作ったら100個超えました。聞かれないだろうなと思う内容に対しても抜け目なく質問を作りました(たとえば循環器内科の私に一般内科の先生が循環器の知識を試す質問や循環器系論文の質問をしてくることは100%ないと思いましたが、対策不足とならないようCVの内容は完璧に把握しておきました)。アドリブで返答するスタイルが大事ですが、1つ1つの質問に対し、自分の回答をまとめておくのは大事な事だと思います。

③ こちらが質問する内容も考えておく方が無難です。一般的な質問事項は対策本にまとまってありますのでいくつか覚えておきました。カテゴリー(病棟、外来、研究、フェローシップマッチ、上司、住居など)毎に質問を1−2個用意しておくと、簡単に10個くらいはすぐ浮かぶようになります。もちろんプログラム毎で質問したいことは変わってきますので、プログラムのホームページを事細かに調べてそれぞれのプログラムに対して質問事項を用意しました。

④ 毎朝1−2時間程度、ウクライナとインドの友人3人でSkype練習をしました。練習期間は10日程だったと思います。インタビューを受ける人と質問する人、その2人を観察する人の役に分かれ、インタビューを受けた人に対して残りの2人でフィードバックをするスタイルで練習しました。インタビューする役は開始の挨拶から最後の締めくくりまでprogram directorになりきってインタビューしたのでとても楽しかったですね。有名な大学病院でのインタビューと異なり、普通のIMGが呼ばれるプログラムのインタビューは基本的には「会話」です。なので、対策本に書かれているような大学のファカルティに依頼して模擬インタビューまでする必要性はほぼないのではないかと個人的に思います。ネット上には有料ですがインタビューの練習をしてくれる講師もいます。個人的にはその必要性を感じませんでした。

⑤ 私はAnkiを使うのがすごく好きなので、①と②で用意した質問をAnkiに入れてほぼ毎日練習しました。Ankiカードは約230枚だったので、200以上の質問に対して対策したということです。鏡の前で練習する代わりに、MacでPhoto Boothを立ち上げて自分の顔を見ながら練習した時もありました。

Body language

やはりBody languageは重要です。対策本にある注意点はよく読み、1人で練習する時も自分の姿を見ながら練習する方が効果的かもしれません。このTED動画は非常に有名なbody languageに関する動画です。面白いです。私も面接で椅子に座った時に身体を丸めて萎縮しないよう気を付け、かなり姿勢を良くして臨みました。不思議と口調や声のトーンが変わるものです。体験談の記事でも共有したいと思います。

Conclusion

インタビューは英語ができない人を間引くステップでもあるので念入りに準備すべきです。が、考えた回答をただ読むだけの返答は一瞬でおかしいのがバレます。そして対策していた質問に対する回答と、不意打ちでとんできた質問に対する回答にはかなりの落差が生じます。完璧な回答を作ったとしても、それを頭の中で読まない練習は必要だと思います。

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