よるとあさ

夏の匂いが最近どんどん秋に変わっていっている。

昼はまだまだ夏だけど、朝は少しだけ肌寒くてそれと同時に秋を感じる。

中学生の頃は塾の帰りに車通りの無い道路を見ては魅力的に感じた。

今は、キラキラしたような窓から入る影に魅力を感じるようになった。

夜に出歩く事ができる年齢になった途端、誰もいないバス停に対しての何とも言えない感情を抱くことが無くなってしまった。

年齢が変わっただけで自分の中の真の部分は何も変わっていないと思うのに何の違いなのか。

朝の光や木の影、朝という世界に魅力を感じるのが今だけなのだといたら大切にこの感情を守っておきたい。

ただそれだけの話。