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成功者は皆、変人。合理的だから、変に見える。私も早く、変になろう。

島田紳助さんの「ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する―絶対に失敗しないビジネス経営哲学」という本があります。

古い本ですが、起業を志す人は読んで損のない本です。

この本に、印象深い一文があります。

ビジネスで成功している人は、概ね変な人が多い。いや、これは悪い意味ではなくて、良い意味で、極めつきの変わり者が少なくない。

そして、彼らが変人に見えるのは「合理的で筋が通っているから」だというのです。

サラリーマン時代にこの本を読んだときは、その意味がわかりませんでした。起業して、法人向けのサービスで営業をしてみて、ようやく理解できました。確かに、ビジネスの成功者には、変な人が多いのです。

大企業の要職の人には、そんな人はいません。変わり者は、組織では生き残れませんから。

自分でビジネスをしているリーダーは、変です。たとえば、昨日の記事で触れたAさんは、とびっきりの変人です。もちろん、いい意味で、です。

プライベートなことなので、詳細は書けませんが、ご自宅からして変です。オフィス、工場にも訪問したことがありますが、やはり変です。

打ち合わせをしていると、よく電話がかかってきます。出ていただくのですが、その電話の内容が変です。こちらから電話することもあります。なぜそんなところに? という変なところにいたりします。

事業そのものは、誰もが知っているような、古くからある商売です。しかし、そのやり方が変です。

変、と感じるのは、私が常識人だからでしょう。なぜそんな変なことするんですか、と質問すると、これこれこういう理由でこのほうがいいんだよ、と説明してくれるのですが、確かに合理的なのです。

「変」は、おもしろいです。Aさんはもう、悔しいほどにおもしろいのです。

こんな出会いがあるから、起業してよかったです。

Aさんが年末にカニを送ってくれるのは、私が仕事を持っていったから。微力ですが、あのAさんの役に立てたのは、誇らしくあります。そして、カニを食べるたびに、私も早く変人になりたい、と願うのです。


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