読書ノートは役立たず。システム手帳にメモして最大限に活用する。
昔、読書ノートを作っていました。役に立ちませんでした。抜書きや、所感を書く。そこまではいいのです。
ノートを本棚におさめた瞬間、書いたことが死にます。ノートを引っ張り出して読み返せば一時的によみがえります。本棚におさめたら、また死にます。
そして、読書ノートを本棚から引っ張り出して読み返すのは、ハードルが高いのです。結局、書いたことは死蔵されます。
この「読書メモの死」を、システム手帳で解決しました。
書くことで記憶できる? 私の脳はそうじゃない
書くことで脳を刺激して記憶できる、という意見があります。だから読書ノートを書くことに意味があって、後から参照なんてしなくていいんだよ、と。しかし、私の脳はそれほど都合よくありません。
もちろん「書く」行為は脳を刺激し、記憶を促してはくれます。すべてではありません。そして、忘れたことさえ忘れてしまいます。不完全すぎるのです。
やはり、あえて書くほどのことですから、いつでも見返して参照したいのです。
バイブルサイズのリフィルに書いてみた
読書ノートをバイブルサイズのリフィルに書いてみました。冊子として固定もできるし、カードとして運用もできそうだから。
読み返すのが苦にならないよう、字を大きく書きました。情報量は減るので、エッセンスだけ抜き出して、短文にまとめました。
リフィルを縦使いだと幅が狭いので、横使いしました。
後から追記したり、あるいは消したりできるよう、フリクションボールペンで書きました。
システム手帳に「読書メモ」というインデックスを作り、そこにリフィルをおさめました。新しいメモの追加も、興味の薄れたメモの取り外しも、自由です。
ミッションステートメントを読書メモで補強する
ようやく、少しは読書メモを活用できるようになりました。しかし、まだ何かが足りません。
ある日、ミッションステートメントを読み返しているとき、ここにあの読書メモがあればいいのになあ、とふと思いつきました。
やってみました。仕事に関するミッションステートメントの後ろに「お金持ちの教科書」という本の読書メモをはさんだのです。
このメモは、ミッションステートメントの補強として、これまでに何万回も読みました。ともすれば逃げようとする私の尻を、どれだけこのメモが蹴飛ばしてくれたことでしょうか。
ここまで役立つなら、読書してわざわざメモする価値があります。
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