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怒りを手帳に書いてはいけない

モーニングページやジャーナリングなど、頭に浮かんだことを書き出す手法は人気があります。

書けば手放せます。書けば、メタ認知のトレーニングにもなります。

私も、ひまさえあれば、手帳に何かを書きつけています。

何を書くのも自由ですが、私は一つだけ、書くルールを設けています。

「怒り」は書きません。

怒りは、使えば使うほど、増えるエネルギーです。

怒れば怒るほど、怒りが燃え上がり、そのやり場に困るのです。

怒りは、アドレナリンとノルアドレナリンを分泌します。闘争と逃走のホルモンです。いざというときには必要なホルモンです。副作用も大きいので、普段は出さないほうがいいでしょう。

心の奥底で、怒りの火花がかすかに散るだけで、心身に甚大なダメージをもたらす、という仏教の修行者もいます。

自分は怒っているな、と気づいた時点で、すぐにやめるのが最善です。

怒りを書いて、わざわざ燃え上がらせることはありません。

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