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キャピタリストとして佐藤直紀が参画!  より一層シード投資やスタートアップ支援を加速していきます!

この度、W venturesは、キャピタリストとして佐藤直紀を迎えました。メガベンチャーやスタートアップを経て、前職はアクセラレータープログラムの責任者としてシードアーリーステージのスタートアップへの出資などに従事してきました。佐藤の参画により、より一層シード投資活動及びスタートアップ支援を加速していきます。

2022年3月入社!新メンバーを紹介します!

―まずは、簡単に自己紹介をお願いします。

はじめまして、佐藤直紀(さとうなおき)と申します。2022年3月からW ventures(以後、W)でキャピタリストとして働いています。前職はOpen Network Labというシードアクセラレータープログラムの責任者をしておりまして、アクセラレータープログラムの企画や、創業前からプレシリーズA等の早い段階のスタートアップへのご出資やご支援をしていました。それ以前はグリー株式会社やウェルスナビ株式会社といったコンシューマー向けサービスを提供するメガベンチャーにて経営企画や事業企画に従事してきました。

―学生の頃からスマホアプリサービスを運営されていたとのことですが、どのような学生時代だったのでしょうか。

学部時代から申しますと、理学部に入り天文学を学んでいました。好奇心のままに、「われわれはどこからきて、どこに行くのか」を太陽系外惑星の観測を通じて研究していました。国立天文台の岡山観測所やハワイ観測所で数日間、誰とも話さず観測していたのは良い思い出です(笑)。小さな頃から世の中を動かす「根っこ」の部分に興味を持つ傾向があって、なぜ?なぜ?と深堀るうちに自然に天文学を選んでいましたね。

国立天文台岡山天体物理観測所にて、太陽系外惑星を持つ「いるか座」を観測

―大学院では経営工学を専攻されたようですが、なぜ天文学から経営工学に専攻を変えたのですか?

実家が自営業だったということもあって、いつかビジネスについても学ばなくてはならないと意識していたことと、学部の頃から他専攻の講義も受けていて、これまたビジネスの「根っこ」のようであったファイナンスの研究室に興味を持ちました。研究内容は、IPO前後の株価や業績パフォーマンスの動きに関するもので、この頃にVCの存在を認識したと思います。

―大学院時代に学生起業なさったとか?

はい、当時ビジネスコンテストが流行していまして、そこで友人になった人たちと一緒に事業を立ち上げようと意気投合。シードアクセラレータープログラムに採択を頂き起業しました。結果的には、その事業は上手くいかず自身の力不足を痛感し、事業経験を積みたいと思いグリーやウェルスナビに入社する流れにつながります。
この時に、アクセラレーターの同期が14社程いたと思いますが、成長するところ、失敗するところが出て来て何が違ったのだろうか、どうしたら上手く行かせられるのかという「根っこ」に関心を持ち、そんな知見が提供できるようになれば社会全体を押し上げられるのではないかと思ったことがVCやスタートアップ支援側を志すきっかけとなりました。

オールラウンダーであるVCの中でも、
オールラウンダー!?

―佐藤さんがWに入った経緯を教えていただけますか?

以前から知り合いだったWの椎葉さんから、2号ファンド設立時に配っていた「Wティー(記念品)」をいただき、そのやり取りを機にお互いの近況報告をするようになりました。それから、Wのメンバーとも情報交換しつつ、価値観や哲学が似ているなと思っていたところ、ご縁をいただきました。前職がアクセラレータープログラム担当者でしたが、二人三脚で起業家に寄り添うスタイルで仕事をしたい気持ちもあったので、タイミングが合致した瞬間でした。

―ご自身のVCとしての強みは何だと思いますか?

これまでの支援先起業家の方々がアンケートやインタビュー記事などで言ってくださっていることを踏まえて自分で感じていることとしては、第一に、メガベンチャーや急成長スタートアップでの幅広い事業経験があること。次に、シードアクセラレーターを運営していたのでシード期の支援経験が豊富であること。最後に、人当たりがマイルドで聞き上手なことがあると思っています(笑)。

oVice株式会社CEOジョン氏のインタビュー   株式会社CuboRex CEO寺嶋氏のインタビュー

事業経験や創業期のスタートアップを支援して来た経験から、口頭でフィードバックするだけでなく自ら手を動かし具体例を示すことや、今取り組むべき課題へのフォーカスを促すことができます。また、事業の厳しさを知っているからこそ、常に起業家に寄り添った姿勢であることができているかと思います。

―Wの東さんが「佐藤さんはオールラウンダーなVCだ」と断言していましたが、ご自身ではどう思われますか?

スタートアップやメガベンチャーの新規事業部など、人手不足な環境にいることが長く、エンジニアリング以外幅広く関わってきたので、自分でもジェネラリストなタイプだと思います。シードアーリーステージのスタートアップは、まだビジネスも会社も形になっていないことが多いので、これまでの経験を活かして資金だけでなく幅広く相談に乗れればと思います。
実際に前職の支援先の中でも、エンジニア起業家や特定領域の専門家である起業家など、ある分野に関してはスペシャリティーがあるけれど、その他はまだ知見が少ないというような起業家の方々とお互い良い形で補完関係を作れることができていました。

個をエンパワーメントするサービスに注目中!

―投資したいジャンルやサービスなどを教えてください!

幅広く個をエンパワーメントするようなサービスが好きです。いわゆる「クリエイターエコノミー」と言われるような、個人の活動や収益化を支援するプラットフォームやツールとして、前職時代からPodcast制作の「PitPa」やニュースレター配信の「theLetter」といったスタートアップを支援してきました。この延長線上にあるWeb3.0的なサービスについても興味があります。また、クリエイターに限らず、生産年齢人口の減少や働き方のあり方が変化する中で、個人ができることを増やす・生産性を高めるという意味で、同じく前職の支援先で農具等の電動化を進める「CuboRex」や、自分が勤めていた個人の資産運用を自動化する「WealthNavi」なども好きなサービスです。

―今、注目しているサービスのアイデアがあれば教えてください!

コロナ禍を経て巣ごもり消費が爆発的に増えたと思いますが、まだまだEC化の流れは伸びる余地があるはず。例えば、実際支援していたスタートアップではヘルスケア領域で単なる物販に留まらず経過観察や医療相談を共に提供するサービスや、バーチャル空間での新しいコミュニケーションの形を提供する「oVice」など、これまでEC化率が低かった分野においてもデジタルを前提としたUXが今後も生まれて行くと考えています。

―最後に読んでくださった皆様にメッセージをどうぞ!

目の前の起業家に寄り添い、未来の当たり前となっていくサービスを一緒に作っていきたいと思っています。今、夢中になっているアイデアがある方や、開発に熱中しているプロダクトがある皆さん、是非お話を聞かせてください!お気軽にtwitter(@naokisato31)のDMにご連絡ください。

佐藤 直紀
W ventures シニアインベストメントマネージャー
東工大大学院在学中よりアプリ事業を立ち上げ運営。2014年グリー株式会社へ入社。ゲーム部門にてPM、投資インキュベーション部門にて投資・M&A・子会社経営等に従事。同子会社売却後、ウェルスナビ株式会社へ入社。事業企画部門にて事業計画策定から新規事業立上げ・アライアンス・マスプロモ等全社横断プロジェクトを推進。2018年よりOpen Network Labにてシードアクセラレータープログラムの責任者を務め、スタートアップ投資・経営支援業務、及びファンド設立に従事。2022年よりW venturesに参画。散歩と温泉が好き。

取材・構成 株式会社TEA.M


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