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[AIチャレンジャー] 第9回(後編):AIで水泳・水着関連のイラストを作ってみよう!

AIが当たり前になってきたこの世の中。絵心がなくても自分たちでAIでイラストを作れるぐらいにはなろうよ、という連載企画がこの「AIチャレンジャー」

大好評の「AIチャレンジャー」ですが、第9回は夏真っ盛りということで水泳にまつわるイラストをAIで描いてみよう、というのがミッションです。

第9回前編ではプールやビーチといった水泳に欠かせない背景、そして競泳水着やビキニ、オフショルやクロックトップなど様々な水着の種類がAIの呪文(プロンプト)で描けるかどうかを大量に実験してみましたね。

・第9回前編はこちら。


後編の今回は、チェック柄やレース柄といった様々な柄をAIで描くにはどのような指示が必要なのか、ということをチャレンジしていきます。

AIはプロンプトで柄を指示しないと、基本的には無地の水着を描いてしまいます。「赤色のスポブラ」などと色や形だけを指定しても、AIはそう簡単には柄のデザインを作ってくれないのです。

色の指定だけだと、基本的には無地になってしまう。

では、例えばそのスポブラにこのような花柄を描くとしたら、どのようにすればいいのか?

先ほどと同じ構図で、水着に花柄が描かれているが……。

これはペン先で一つ一つお花を描いていったわけではなく、実はプロンプトひとつで指示すればAIが勝手に描いてくれるのです。

どういう呪文を指示すれば、どのような柄が描けるのか、ということをいろいろと見ていきましょう。これが分かれば、水着だけではなくシャツや壁紙といったあらゆるもののデザインに応用が効きます。

「じゃあ、水着じゃなくて壁紙で示してくれればいいじゃん」と思われるかもしれませんが、それじゃあAI関連のコンテンツとして面白くなさそうじゃん。どうせなら、実際に衣類の柄として描いたら立体的にどんな感じになるのかということを感じ取ってもらえれば。

ちなみに、特定の水着ばかりで描こうとすると「ワンピースよりビキニ派なんですかぁ〜?(ニヤニヤ)」などと言ってくる人の対応が面倒なので、今回は「swimwear」(スイムウェア)という単語だけを指示してAIに描いてもらうことにしてます。どのタイプの水着かはその時のAIまかせ。別に筆者の好みじゃないですからね。

今回の後編も購読者の皆さんは、この連載記事の中に掲載されたAI生成の画像は全て著作権フリー、商用フリーでご利用いただけます。公開している呪文(プロンプト)も自由に使ってみてください。出典の記載なども不要です。

それでは「AIチャレンジャー」第9ミッション後編のスタートです!

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■[AIチャレンジャー]第9回(後編):AIで水泳・水着関連のイラストを作ってみよう!


前回の第9回前編では、いろいろなタイプの水着を描写する実験をしてみた。しかし冒頭でもお伝えしたように、AIは例えば「白のビキニで」などと色を指示しても、その色だけ単色のものを描きがちである。

「白のビキニ」と指示すると、AIは白の単色のビキニを描く。

自分の頭の中に、「いや、白だけの単色じゃなくて、白っぽい柄ものを描いてほしいんだ。白の花柄だとか、白のボーダーだとか」などという模様のイメージがあるのだとしたら、その模様を明確にAIに伝えなければならないのだ。

前回は水着のタイプを描き分けたので、例えばフリルをつけたりすることで少し複雑な水着を描くことができた。

フリル付きのビキニをAIに描かせてみた。

つまり布や素材の形状に関するプロンプトを指示することで、普通よりも装飾の多い水着を描いたわけだが、後編となる今回のミッションは「柄」、つまり模様である。

花柄だったりチェック柄だったり、そもそもの模様はどのように描けばいいのか。

例えば、こういうグニャグニャした柄はどう描けばいいのか?

こんな感じの入り組んだ柄の場合、AIにプロンプトで指示するにはどんな呪文を使えばいいのかということを、今回はいろいろと実験していこうと思う。

このAIで指示するだけで描けた柄を見ると、単色だけの時とはかなり雰囲気も違って見えるはずである。お気に入りの柄があれば、実際に水着以外にもいろんなデザインで試していただきたい。


まずは、ボーダー柄から挑戦してみよう。横縞の柄のことだ。

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