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マーケティング発想源 〜経営と商売のヒント〜

日本一のメルマガを決める「まぐまぐ大賞」にて5年連続でビジネス部門第1位を獲得した経営者向けビジネスメディア『ビジネス発想源』シリーズに、さらに高度なnote版が登場! 世の中…
「まぐまぐ大賞」で5年連続ビジネス部門第1位を獲得した『ビジネス発想源』シリーズに、フラッグシップ…
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#トップリーダーズ

TRs-904:先人たちの作り上げてきた恩恵にぶら下がっているだけの仕事は「仕事」とは呼ばない。 [トップリーダーズ]

新設の芸能事務所から多くの人気タレントが生まれたきっかけは、スターの人気の恩恵に授かっている社員ばかりの中に、現場を知るプロデューサーが入って現場の経験から来るノウハウを持ち込んだからだった! 会社が大きくなると、その後に入社した人は先人たちの作り上げたものの恩恵にぶら下がるだけで、新しく何かを生み出すということをしなくなりがちです。 自分たちが新しいものを生み出す「仕事」をするためには、会社はどのようなチェックをしなければならないでしょうか。 業界のトップリーダーたち

TRs-903:たとえプロ級の人ではなくても、発信コンテンツを成立させる可能性はいくらでもある。 [トップリーダーズ]

社内にいる熟練のプロが発信するのではなく、そこまで及ばない若手の社員が情報発信することで、その内容に対する視聴者のハードルが大きく下がり、人気チャンネルとして大きく成長した! 自分たちは業界の中でも中堅以下なので、業界を代表して発信するほどの資格がない……と躊躇してしまう人がかなり多いですが、そんなことはありません。発信すべきことは、自分からどんどん発信すべきです。 たとえプロではない素人であっても、経験が少ない若手であっても、そんな自分だからこそできる情報発信というもの

TRs-902:新商品開発には、営業部署だけではなく技術部署の力が大きな意味を持つ [トップリーダーズ]

全国的にトップシェアを奪取するほどに発展した地方企業が、人気商品を次々に市場に投入できた一番の理由は、同業者にはほとんどない、ある特殊な部署が社内にあったからだった! 今はスリム化経営の時代ですから、社内にメンテナンス部門や技術部門を有さないという会社もすごく増えてきました。しかし実は、メンテ部門が開発前から社内にある会社は、後にとてつもないパワーを発揮します。 技術専用部署の持つべき技術や経験などが、やがて自社のスピーディーな商品開発を可能になり、良い商品が生まれやすく

特集28:他よりも抜き出る最強のチームを作り上げろ!「常勝集団を作った球技監督(野球・サッカー以外)特集」3冊

何かの分野について知りたい、何かの知識について調べたい、こういう人の話を読みたい、と思った時には、そのジャンルや方向性のものを複数読んでみるという方法も有用です。 そこでこのコーナー「特集リーダーズ」では、あるテーマに沿った本をまとめて3冊程度を一気にご紹介していきます。 一つのテーマをいろいろな視点から多角的に眺めてみる、そんな洞察力を養うために、ぜひ活用してみてくださいませ。 【特集28】他よりも抜き出る最強のチームを作り上げろ!「常勝集団を作った球技監督(野球・サ

TRs-901:たとえ良い結果を出せずに業界を去っても、その経験が次の世界で大きなビジネスチャンスを生む。 [トップリーダーズ]

大きなスター性を持ちながらも、悲運によって球界を引退しなければならなくなった元プロ野球選手が、野球の世界のある不満に着目してビジネスを起こしたところ、都心にビルを建てるほど事業家として大成功を収めた! 過去の仕事で良い結果を出せずに辞めたとしても、そこからは「経験」を得ており、それが次の仕事や次の事業に活きるものです。前職の経験があるから、自分にしか思いつかない仕事が生み出せます。 過去の人生は無駄にはなりません。自分の前職以前の経験から、どのような発想が導き出せるでしょ

TRs-900:新規事業を子会社に任せるなら、親会社は監視に注力せず独立性を持たせる。 [トップリーダーズ]

業界では圧倒的後発でありながら、業界のシェアを世界的に一気に奪うほどの人気ハードウェアが生まれたきっかけは、出資した親会社の業界の慣例に従った販売戦略を採用せず、ソフトウェアとトレンドに強いソフトウェア会社のノウハウをそこに持ち込んだことだった! 子会社を設立して新規事業を始めさせると、親会社はついつい監視を強めて何度も報告を課しがちです。しかし、親会社がまとわりつくと何もかも親に甘えるようになってしまいます。 教育に親離れが必要なように、経営でも独立性という親離れは必要

TRs-899:新しいものを生み出したければ、業界内の前例ばかりを研究せず、周囲の一般人に目を向ける。 [トップリーダーズ Select]

人気声優がなかなか自分が演じる主人公のキャラクターイメージを膨らませられれなかったのに、見事に当たり役として長年愛されるキャラクターとして演じることができたきっかけは、話をしていた一般のスタッフの特徴に気づいたからだった! 新しい案が必要になった時、業界の成功例や諸先輩の前例などをベンチマークと称して研究しがちです。しかし一流の企画者ほど、目を業界から遠く離れた一般の世界に向けます。 世の中のあらゆるものが発想のヒントになれば、アイデアは無限になります。業界の中だけに固執

TRs-898:新しいエポックメイキングを生み出したければ、慣れたルーティンワークを迷わず捨てる。 [トップリーダーズ]

これまでの長寿ドラマの常識を超えた印象深い話題の作品が仕上がったきっかけは、過去の成功体験から確立された手法論とルーティンワークを捨てて新たな仕組みを作り上げたことだった! 成功のルーティンワークは、過去の成功からのものであって、新しい常識を生み出したければ、その過去の常識はどこかで捨てなければなりません。 そのためには、まず「従来はこうだから」という過去の成功体験を選ばずに、必ず新しい挑戦のほうを選ぶような工夫をしておくといいのです。 業界のトップリーダーたちの叡智や

TRs-897:思い込みの条件を外し、いつでもどこでも仕事に取り組める鍛錬を重ねておく。 [トップリーダーズ]

数多くの作品を生み出してきた作家が、アマチュア時代に取り組んでいた執筆の訓練は、どのような状況でもどのような場所でもすぐに仕事に取り組めるようにしたことだった! こういう条件が揃わないと仕事に本気が出ない、と考えている人は、それだけ仕事を生み出せる量が減ります。どういう状況であっても仕事ができること、それがプロフェッショナルです。 条件や環境の思い込みは、仕事の幅を狭くしてしまいます。数多くの仕事をこなしていくために、日頃からどのような鍛錬をしておかなくてはならないのでし

TRs-896:他者の成功例を自前でも増やそうという意識を捨てて、自分の強い領域のみで戦う。 [トップリーダーズ]

再生のプロによって地方の公共航路が順調に黒字転換を果たしたが、それに乗じてコンサルタントを入れて地元企業の運営による航路がいくつも開設されると、どれもすぐに倒産してしまった! 他の成功例を見ると、自社もあのようなものをやってみたいと考えて、自前で全てを揃えようとします。例えば、近隣の地方自治体が他の地域の成功例と同じものを自分の地域に次々に作ってしまうのです。 しかし、他者が強ければそれを自前で持つよりも、それを借りる、使わせてもらうという発想が必要です。豊富な経験を持つ

TRs-895:自社をPRできる言葉は、自社の中を注意深く見ているといずれ見つかる。 [トップリーダーズ]

その地域に根付いたローカルスーパーマーケットで、長すぎる経営理念の改革や新たなイメージキャラクターの制作を考えていた新社長が、そのヒントを見つけた場所は、社内の意外なところだった! 経営理念を策定しようとすると、当たり障りのないありふれた言葉を使ってしまいがちで、業界の中に同じような経営理念の会社ばかりになってしまいます。他所から言葉を借りてくるだけでは、自社らしい経営理念にはならないのです。 そのヒントは自社の中にあります。社内によく目を向けて耳を傾けていると、自社の強

TRs-893:経営者の仕事は、「トップが不在でも回る仕組み」を作ること。[トップリーダーズ]

短期間で全国に数百店舗もの店舗展開を果たしたリラクゼーションチェーンの急拡大の原点は、1店舗目をオープンした時から「店長を置かない」という仕組みを作り上げていたことだった! 経営者や管理職が頑張って結果を残すから順調という経営は、経営者や管理職が少しでも不在になると一気に傾いていくことになります。トップ頼りの組織を作ってしまうと、非常に危険なのです。 トップが働くのではなく「仕組み」が働く、という経営の土台を作ることこそが、経営者の本来の仕事なのです。 業界のトップリー

TRs-892:自分に任せられた仕事を「自分には無理だ」と判断するのは、自分にあらず。 [トップリーダーズ]

若い頃は主役級の仕事が数多く降ってきたものの、次第に仕事がなくなっていった二枚目俳優に、再びたくさんの仕事が集まるようになったきっかけは、二枚目のイメージを脱却する役の打診を喜んで引き受けたことだった! 自分がやったことがない仕事を勧められた時、「自分にはできません。無理です。他の人にお願いしてください」とすぐに断ってしまいがちではないでしょうか。 しかし、そういう自分にはできそうもない仕事が舞い込んできたということは、「この仕事ならこの人に任せられる。この人のためにもな

TRs-891:他の会社がやらないような面倒な企画でも、新たなお客様との絆のために引き受ける。 [トップリーダーズ]

本業だけでも十分に忙しいのに、他社が手を引いたイベント事業を引き継いでほしいと依頼され、楽しみにしているファンや出展者たちのために了承して取り組んだところ、運営の素人だった当初は大変だったが、やがて巨大な集客を成す人気イベントへと変化させた! わざわざそんな損失の大きいことをやってしまうなんて、と考えるとどんなことでも硬直化してしまいます。しかし、効率化を考えずに価値を守る面倒なことが、自社の信頼を呼び寄せてくるのです。 業界のトップリーダーたちの叡智や意識を本の中から学