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マーケティング発想源 〜経営と商売のヒント〜

日本一のメルマガを決める「まぐまぐ大賞」にて5年連続でビジネス部門第1位を獲得した経営者向けビジネスメディア『ビジネス発想源』シリーズに、さらに高度なnote版が登場! 世の中…
「まぐまぐ大賞」で5年連続ビジネス部門第1位を獲得した『ビジネス発想源』シリーズに、フラッグシップ…
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2021年12月の記事一覧

683:プレゼンでは、準備したものをいつでも捨てられる勇気を持つ。 [トップリーダーズSelect]

テレビ番組では番組スタッフが周到な準備をしているが、視聴者に人気のアナウンサーは、番組の進行の様子を見ながら、スタッフと大きく衝突してでも生放送中に変更を要請していた! プレゼンのためにいくら綿密な準備をしても、雰囲気は場合によってどんどん変わっていくから、準備した通りにやろうとしてもうまくいきません。 つまり、優れたプレゼンとは「状況に合わせて、用意したものを一気に捨てられるか」が問われるのです。準備したものを強引に思った通りに使おうと思わないことが大事なのです。 業

682:都会ではなくても、地方や田舎からもどんどん世界と直接つながる会社やお店が出てくる。 [トップリーダーズSelect]

その卓越した技術で多くの人を救ってきた世界的な会社が、東京でも大阪でもなく過疎化の進む小さな町に本社を構えているのは、もともと修行していた海外の先駆メーカーが田舎の農村にありながら世界的な経営をしていたからだった! マーケティングの世界では「立地が何より大事だ」という有識者がとても多く、そう思い込んでいる経営者も多いですが、実はそんなことはありません。地方にある優良企業は山ほどあるし、立地が悪いのにどんどんお客さんが集まる飲食店もたくさんあります。 インターネットが発達し

681:チャンスはただ待っているだけでも来ない。どれだけ最高の準備を整えておくか。 [トップリーダーズSelect]

8年以上もエキストラ生活を続けて目が出なかった役者が、いきなり主役に抜擢されてハリウッドスターに上り詰めたきっかけは、下積み時代にありったけの財産を使ってあるものを用意していたことだった! 「チャンスが来ないかなー。来たらがんばるのに」とただ待っているような人にはチャンスは来ません。チャンスが来ないうちから、有り金をはたいてでも、いざという時に提出できるものを準備できているかどうかです。 チャンスをつかむ人はただ幸運なのではなく、最高の自分を売り込む絶好のタイミングで最高

680: 交渉の場で大事なことは、うまく話すことよりも無闇にしゃべらないことである。 [トップリーダーズSelect]

週に何百万ドルを稼ぐアメリカのマフィアの人間に大事なことは、交渉の場でうまくしゃべることではなく、逆に「しゃべらないこと」だった! 自分を大きく見せようと思う者は、その言葉の中の矛盾点を指摘されてすぐに損失を被ることになります。必要な時に必要な分だけ話す癖をつけておかなければなりません。 「口は災いの元」と言いますが、自社の社員たちも発言に対してルールを作るとすれば、どのようなものになるでしょうか? 業界のトップリーダーたちの叡智や意識を本の中から学ぶ「トップリーダーズ

679:チャンスは来てから本気を出すのではなく、チャンスが来る前に本気を出している人にチャンスが巡る。 [トップリーダーズSelect]

数々の名店で総料理長を務め、現在も多くの後進を育てている料理人が、修行に入った年齢が遅かったのに仕事を早く任されるようになったのは、新人では触らせてもらえない料理の工程に自分から工夫して挑戦していたからだった! 「チャンスが来たら、一生懸命やるぞ!」という考え方の人には、チャンスは来るわけがありません。いつまでも待ちの姿勢の人には、誰もチャンスを与えようとはしてくれないのです。 誰も見ていないのに、誰からも言われていないのに、自分にお鉢が回ってきた時はいつでも取り組めるほ

678:目指す着地点に辿り着けなくなっても、次の着地点を生み出せる企画力を持つ。 [トップリーダーズSelect]

ファンがみんなで集まって始めようとした企画が、現地の許可が下りずに当日に失敗となったが、そこで解散せずにできることを続けた結果、多くの人が参加する感動的な大きな企画に変化していった! 企画が急なトラブルや準備不足で直前にダメになってしまうというのは、企画の現場ではよくあること。そこで予定通りにいかないから終了してしまうのか、それとも次にできることを探して別の企画にしてしまうのかが、プロデューサーの力量です。 着地点を決めるのは大事なことですが、着地点はいくらでも変更できる

677:創業時の理念が忘れられ、会社が惰性で過去の遺産にすがるようになると必ず衰退する。 [トップリーダーズSelect]

東証1部への上場を果たして経営から離れた創業者が、経営悪化を見かねて再び役員に戻って経営改革に着手し始めた時に着目したことは、販売促進にばかり気を取られて創業時から大切にしてきたことが現場から忘れ去られていることだった! 会社は「過去の遺産」だけで食っている状態になると、ただ場当たり的な販売促進で食い繋いでいるだけで、お客様がどんどん離れて次第に下降していってしまいます。 会社が小さい黎明期には、創業者の熱いメッセージが社員たちに深く浸透していたはず。会社が惰性で動いてい

676:危機的状況や頭打ちになった時には、「そもそも」論から着想を重ねていく。 [トップリーダーズSelect]

瞬く間に売れていく大人気の駅弁が生まれたきっかけは、それまで主力商品だった駅弁が社会情勢により全く売れなくなった際に、「そもそも駅弁とは何なのか?」という基本に立ち返って考えたことだった! 切羽詰まった経営状態になると、何か新しいことをやらなければならない、何か画期的なことを仕掛けなければならないと焦ります。しかし、打開策は最新鋭のことではなく、「そもそもこの本質は何なのだろう?」という基本に立ち返ることになります。 そもそもの楽しさとは、そもそもの必要性とは、そもそもの

675:教育をする時には、教える相手のレベルや可能性を勝手に決めつけてはいけない。 [トップリーダーズSelect]

テレビ番組でもその卓越した知識力や記憶力を遺憾無く見せる教育者が、生徒たちの成績の向上のために、絶対にやってはいけないと心がけていることは、「教える相手に□□□□を貼らない」ということだった! 教える相手の性格ややり方は、千差万別です。「この人はどうせこのぐらいのレベルだろう」と思い込んで教育してしまうと、本当にそれだけのレベルの成長で終わってしまうのです。 人間の可能性は無限大。相手の可能性を勝手に決めつけてしまうのは、小さな教育になってしまいます。相手がはるかに大きく