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マーケティング発想源 〜経営と商売のヒント〜

日本一のメルマガを決める「まぐまぐ大賞」にて5年連続でビジネス部門第1位を獲得した経営者向けビジネスメディア『ビジネス発想源』シリーズに、さらに高度なnote版が登場! 世の中…
「まぐまぐ大賞」で5年連続ビジネス部門第1位を獲得した『ビジネス発想源』シリーズに、フラッグシップ…
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2021年5月の記事一覧

623:過去の自分が抱えていた悩みを見れば、新しいビジネスチャンスが見えてくる。  [トップリーダーズSelect]

地図を本来の用途だけではなく、さまざまな解決をするための情報を加えていくことで、爆発的に売れまくるヒット商品となり、世界一の地図会社となった! 困っている人はいないかと考えた時、意外に答えは自分の過去にある。自分がこんなことに困ったという経験、その困ったことをこのように解決したという経験を持っているからだ。過去の自分に教えてあげるのは、サービスの種になる。 自分が何かの岐路に立たされた時、どのようなことに困っただろうか。どのような問題点があっただろうか。同じように困ってい

622:予算は思い切ったのにアイデアを思い切らない企画は、お金をドブに棄てる。 [トップリーダーズSelect]

役所の中で反対されたり県内からクレームが出たりしたテレビCMを県外の放送局で放送したところ、地方限定の放送にもかかわらず全国的なCMの賞を受賞し、NHKの全国放送のニュースでも取り上げられるほどに、大きなPR効果を叩き出した! 反対意見を出したり批判したりするのは、すごく簡単なことです。しかもそういう反対や批判をする人の大半は、何の責任もなく言っています。阻止や中止をしても何の責任も取らない人なのです。 「こんなのはやめたほうが…」と何の責任もない人たちが反対するようなア

621: 企画会議ではすごく盛り上がった企画が、形になると失敗しがちなのはなぜか? [トップリーダーズSelect]

人気チャンネルのMCが、面白い収録にするためにやっていることは「打ち合わせをほとんどしない」ことだが、それには重大な理由があった! 企画会議ではあんなに面白いと思ったのに、実際にできた製品や企画は全然面白くなかった。打ち合わせではあんなに盛り上がったのに、本番では全然盛り上がらなかった…。そんな経験はないでしょうか。 面白い企画を作るには、会議や打ち合わせにも工夫が必要なのです。会議や打ち合わせには、どのようなルールを設けるべきでしょうか? 業界のトップリーダーたちの叡

620:展開の上限を設定して、それ以上を求めない経営姿勢が、成長を生む。 [トップリーダーズSelect]

夜は営業をせず昼だけの開店時間、メニューはたった3つ、数量限定で店じまい、という普通の飲食店ではあり得ない経営方針で開店した飲食店が、当初は専門家からけなされたものの、社員たちのやる気を引き出し、お客様からも強い支持を得て、人気店へと成長した! 売り上げの拡大を求めた結果、過剰投資や過剰在庫で破綻していくというケースをこれまでに死ぬほど見てきました。「売れたらいい」はずなのに、売れたことで破滅してしまうのです。 「上限を決めて、それ以上は求めない」という姿勢が、実はきちん

「トップリーダーズ トーク」第3回:アフターコロナの地方創生のあり方を学べる一冊。

『トップリーダーズ 〜読書発想源〜』を購読中の皆さまにお届けする、音声コンテンツ「トップリーダーズトーク」。 経営やマーケティングの構築のために役立つ発想源を、編集長自らが皆さんに直接お伝えするコーナーです。 第1回、第2回はとても好評をいただきまして、今回は第3回です。 今回もどうぞ、よろしくお願いいたします。 ■「トップリーダーズ トーク」第3回 今回は、これからの地方創生のあり方について考えることができる一冊を取り上げてみました。 アメリカをはじめ欧米では、

619:「自分だけにしかできない企画」は、発展の余地がなく成長拡大を阻害する。 [トップリーダーズSelect]

賞レースでウケて上位に行く漫才のネタと、ウケないし賞も取れない漫才のネタとでは、そもそものネタの台本の構造にこんなにも違いがあった! 企画を考える時には、とにかく自分の特異性を打ち出して「自分にしかできないものを」と考えてしまいがちです。しかし、自分にしかできない企画は大して広がりもなく、大して受け入れられる余地もありません。 企画というのも客観性が大事で、自分ではなく相手がそこに入れ込める余地が必要です。企画立案のためにはどのような意識が大事なのでしょうか。 業界のト

618:価値を創造した結果として利益が上がる。利益から先に取りにいかない。 [トップリーダーズSelect]

大手ファミレスレストランチェーンの子会社としてスタートしたファミレスが、「美味しい」「安い」以外の要素を徹底的に磨き上げていった結果、親会社は凋落していく一方で子会社のほうが圧倒的に大きく発展していった! 利益を上げる方法はいくらでもありますが、「利益を上げること」を最初の目的にしてそれらの方法にパッと手を出すと、案外うまくいきません。お客様は「相手の利益を上げてあげたい」と思って買い物をしているわけではないからです。 価値を創造することが何よりも大事です。自社が価値を創

617:無理に値引きをしなくても、きちんと利益率を確保してお客様に買ってもらえる。 [トップリーダーズSelect]

家電量販店の台頭によって町の電気店が潰れていく中で、立地の悪さに追いやられた田舎の電気店が売り方を変えたところ、大手量販店よりも圧倒的に高い利益率を稼ぐようになり、海外企業がたくさん視察に来るほどの繁盛店となった! 「値段を下げないとお客さんが納得しないんだよね」と思い込んで安売りで売り込むお店がとても多いですが、お客様はきちんと理由があれば値段を下げなくても納得して買います。 値段を下げるというのは頭を使わない作業。値段を下げなくてもお客様に選ばれるためには、どのような