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マーケティング発想源 〜経営と商売のヒント〜

日本一のメルマガを決める「まぐまぐ大賞」にて5年連続でビジネス部門第1位を獲得した経営者向けビジネスメディア『ビジネス発想源』シリーズに、さらに高度なnote版が登場! 世の中…
「まぐまぐ大賞」で5年連続ビジネス部門第1位を獲得した『ビジネス発想源』シリーズに、フラッグシップ…
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2017年8月の記事一覧

129:超一流のプロを目指すならば、日々の鍛錬も超一流でなければならない。[TRs-Select]

大相撲の歴史に燦然と輝く超一流の大記録を残した名力士は、その日々の稽古や肉体管理のクオリティも超一流で、20代の時よりも一般的に体力の落ちる30代に黄金期を築き上げた! 「継続は力なり」と言いますが、プロたちがしのぎをけずるマーケットにおいて一流のプロたちを凌駕する超一流になるためには、単純に「練習を継続する」「稽古を継続する」だけではなく、「クオリティの高い練習」「クオリティの高い稽古」が必要になります。 本番だけに全力を出すのではなく、「本番は練習の延長でしかない」と

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128:ブルーオーシャンを気にしすぎるより、定番から戦略を組み立てる。[TRs-Select]

差別化ばかりを気にしてブルーオーシャンから考えることをやめ、あえてレッドオーシャンから考えて飲食事業を立ち上げたところ、全国1位に輝くほどご当地グルメの雄として大人気店となった! 多くの人が「差別化が大事だ」「これまでにないものを」ということを気にして起業し、失敗していきます。「これまでにないもの」は、これまでになかったのですからお客様にすぐには理解されないのです。 定番業態はライバルが多く飽和状態であり、生き残るのは大変ですが、あえて定番業態から考えて戦略を立てていく事

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127:新しいトレンドや流行を取り入れても、企画は爆発的なパワーを生み出さない。 [TRs-Select]

独特の視点の企画で高視聴率を記録し続ける人気テレビ番組のプロデューサーは、広いアンテナを張って新しいトレンドや流行を仕入れるような情報収集をしているわけではなかった! 企画に携わる人間には、「今はこういうことが流行っているから」「今はこんなことがトレンドだから」という理屈を持ち込んで今風の企画を気取る人が多くいます。しかし、そのような視点から生まれた企画はよくある無難なものや二番煎じのような貧弱な企画にしかなりません。 面白い企画、尖った企画を作り出すには、企画者やプロデ

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126:「売り方が安い」だけでは、商品が安くても買ってもらえなくて当たり前。[TRs-Select]

フリーペーパー、通話料0円、コーヒーおかわり無料、50人に一人無料…。タダというキャンペーンは人間心理をついた考え抜かれた数字のテクニック! いろいろな企業や店舗が「無料」「タダ」というキーワードを使ってキャンペーンを成功させているのを見て、「そうか、タダだったらみんな注目するよな」と文字通り無料でばらまいて、利益だけが消えていってしまう、という残念な経営者や担当者はけっこう多くいます。 安くするのは、小学生にだってできること。無料にしているのに、品質を下げずにきちんと利

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125:流行になびくのは簡単だが「自分にしかできない仕事」を強く意識する。[TRs-Select]

独特の世界観のヒット作を数多く世に生んできた人気漫画家が、独自の路線を描き続けていけた原動力は、若き日に編集者に言われたある腹の立つ一言への発奮だった! 流行に乗ることは、とても合理的で効率的なことではありますが、「その流行を作り出した人には絶対に勝てない」という原理を認めることでもあります。誰かが作り出した流れにポンと乗るだけなのは、「自分では大して何もやっていない」という証拠でもあるのです。 それを求める依頼主やパートナーも、周囲にはたくさん現れます。そんな流行の波の

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歴史本02:人々の未来のために、技術者と人民に必要なことは何か [歴史本の棚]

歴史こそ、史上最大の財産! 人類が長きにわたって紡いできた歴史そのものこそ、今に生きる私たちが学ぶべきことができる最も大きな参考資料です。 過去の大勢の人が必死に考え、真剣に実行してきたこと、そして成功し、失敗してきたこと、それらの経験を学べる位置に、私たちはいます。 国家経営、流通貿易、芸術創作などの歴史は、現代の経営者やクリエイターたちにたくさんのことを教えてくれます。 「歴史本の棚」は、大の読書嫌いの主宰・弘中勝でも読むことができた歴史本の中から、皆さんにお勧め

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124:「ほんの気持ちだけ」の心のない経営者からは、優秀な人材は離れていく。[TRs-Select]

彼が働けば必ず店が繁盛し、彼が離れれば必ず店が潰れるというほどの凄腕を持ち、日本の料理界に大きな影響を与えた料理人が、オーナーに対して見ていたのは報酬の金額ではなく、商売人としての心配りだった! 経営者にとって人材の確保、人材の育成は大事な問題です。有能な人材はすぐに流出していってしまう、と悩む経営者はたくさんいますが、有能な人材ほど報酬や契約よりももっと別のところを見ています。それが分からない経営者のもとからは、どんどん有能な人材は去っていきます。 有能な人材が喜んで働

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123:弱点を作為的に作ることで、企画や商品に愛着やドラマが生まれる。[TRs-Select]

人気特撮ヒーローの新たな主人公は、当初の設定から脚本家がこのような重大な弱点を加えることで、よりヒーローとしての行動に意味が出てきた! 正義のヒーローには必ずと言っていいほど弱点があり、その弱点があるからこそドラマチックになります。完全無欠の完璧ヒーローでは、面白くないし盛り上がりもないのです。 企画や商品には必ずと言っていいほど弱点があります。しかし、その弱点こそが個性になり、ユーザーやお客様の愛着が生まれます。時には作為的に弱点を作ってしまうのも、企画を作るノウハウの

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122:無料や助成の「ばらまき」では「本当に来てほしい人たち」は集まらない。[TRs-Select]

65歳以上の高齢化率が57%を超え壊滅状態の限界集落の村で、「移住しに来て下さい」と頭を下げるのではなく、逆に移住のハードルを高くする制度を導入したら、若い移住者が増えて平均年齢が一気に低下し、全国にも深い交流が生まれていった! 「無償提供します」「助成金を出します」といって人を集めると、わっと集まります。しかしそのほとんどが「頼まれたから来てやったんだ」という上から目線の人ばかりで、他にまた無償提供や助成金の話があればそちらへ目移りしていってしまいます。 「ばらまき」で

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121:「表舞台の仕事」と「裏方の仕事」とでは、どちらの方が格上か。[TRs-Select]

輝かしい栄光の記録を持ちながらも早々に引退を余儀なくされたプロ野球選手が、そのプライドを捨てて裏方に回り、伸び悩んでいた観客動員数を増やして人気球団へと押し上げ、伝説の人となった! 仕事には、「表舞台の仕事」と「裏方の仕事」があります。表舞台から裏方に回った人を「落ちぶれた」と揶揄する人が多いですが、果たしてそうでしょうか? 「裏方の仕事」も輝きます。「裏方の仕事」が輝く世界こそ、お客様はそれが見えていなくても集まります。「裏方の仕事」の重要性を大切にする組織は、大きく成

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120:製品デザインには、2種類のタイプがあることを忘れてはならない。[TRs-Select]

アニメは爆発的人気となり関連玩具商品が売れに売れたあのヒット作品は、工業デザイナーによって子どもがどのように遊ぶかを緻密に考え抜かれた上のデザインが決め手となった! デザインとはただ単純に「見栄えがいいもの」「かっこいいもの」ではありません。見栄えがいいからといって余計な装飾がつく、かっこいいからといって余計な機能がつくなど、デザイナーの自己満足に終わると消費者はついてきません。 製品デザインは大まかに分けて2つの側面があります。この2タイプの採用を間違うと、製品はただ見

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119:「大マジで本格的」なものにこそ、話題が集中し人気が高まる。[TRs-Select]

大赤字のローカル線が大人気となって復活を果たした理由は、一見不真面目なアイデアに対して真面目すぎる鉄道マンが律儀すぎる実現に取り組んだからだった! ゆるキャラがブームになり、世の中はゆるキャラばかりになりました。しかし「ユルいこと」がブームになるのではありません。ユルいことを大真面目に真剣にやっているものにこそ、注目が集まります。ただの手抜きの「ユルいこと」では誰も見向きもしません。 ユルければいい、くだらないものがいい、ふざければいいのではありません。ユルいことを全力で

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漫画09:この漫画に学ぶ「政界というキャラクター劇場」[漫画発想源]

「まぐまぐ大賞2016」のビジネス部門を受賞した、経営者・マーケティング担当者向けメールマガジン『ビジネス発想源 Special』には、漫画から経営や企画のヒントを見つけるという趣旨の、「漫画発想源」という不定期連載のコンテンツがあります。 学びと実践のために漫画を読むというのもまた一つの「読書」である!と考えて、この「漫画発想源」を『トップリーダーズ』でも転載していきます。 いろいろな漫画の中から見えてくる、効果的な会社経営のやり方や、PR力を持つ企画の発想などなど。あ

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118:ハンデキャップは弱点として捉えず、逆に強みとして大きく生かす。 [TRs-Select]

これまでハンデキャップだと思って回避を目指していた野球チームが、逆にそのハンデを生かした練習法を取り入れたら、全国優勝を果たす強豪チームに生まれ変わった! ハンデを「弱点」だと考えていると「このハンデさえなかったらうまくいくのに。このハンデさえなかったら!」と、永久に解決しないことに延々と悩んで愚痴ることになります。 ハンデは「個性」であり他の人は持っていないものだ、という意識を変えてみると、そのハンデは逆に強みになることもあります。ハンデと上手に付き合って逆に強みとして

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