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音楽雑感(12)

作曲するのにいろいろな理論があって、どれをどのように使ったらどんな曲ができるのか考えたりもする。ただ何となく作ったというのでは、作り方がいい加減で、よい評価も得られないとされそうである。
ただそれは作る側の理屈であって、きく側にとっては言ってしまえばどうでもいいだろう。要は曲がおもしろければそれでよし。最悪なのは、能書きは立派だが曲をきいたらつまらないというやつ。図録をパラパラとめくって展覧会を見た気になったり、早送りして映画を見て、鑑賞した気になるのとは違って、音楽は早回し、つまりテンポを速くしたりすると全く別物になってしまう。なので、10分の曲は10分かかり、1時間の曲は1時間かかるのである。時間を費やしたのに結局つまらなかったというのでは時間の無駄になる。
ただ、多数の人が評価している曲は一度きくだけでなく、時間をおいてきき直してみるのもいい。その間に自分も変化(ある意味成長)するから、以前はつまらなかったものも面白いと思うかもしれない。

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