七夕賞(2023)最終予想

今年も難解なメンバーがそろった夏の福島名物七夕賞。ハンデ戦ということもあり予想は困難を極めるが、ハンデ戦ということを念頭においた予想をしてみたい


今年の七夕賞の出馬表を見たときに、昨年との違いをみつけた。それはハンデ差である。

昨年のトップハンデはトーラスジェミニの57.5kg
今年のトップハンデはヒンドゥタイムズの58.5kg

一方、昨年の最軽量はヤマニンデンファレの50kg(牡馬換算だと52kg)
牡馬だとプリマヴィスタが53kgで出走している。

一方今年の最軽量はバトルボーン等の56kg、牝馬のククナ、ホウオウエミーズの54kgも牡馬換算だと同じく56kgなのだ。

昨年は5.5kgあった最大斤量差が今年は2.5kgしかない。

この原因は先週の2重賞によるところが大きいのではないかと私は推測する。先週はマッドクールとレーベンスティールと斤量を背負わされた人気馬が共に好走できなかった。戦前からその斤量に対して懐疑的な意見もいくつかみられ、結果として秋以降の大レースの参戦に黄色信号が灯る形となってしまったのだ。

両重賞とも好走したのは軽斤量の馬であり、ハンデ差というものが如実に結果として結びついた。もちろんどの馬にもチャンスがあるようにという前提なのがハンデ戦であるのだからこの結果に文句はない。とはいえ、若干ハンデに対する意見は割れたし、そうならないような結果とハンデを決めるのがハンデキャッパーの仕事である。そうなってくると、当該週のハンデを決めるのは難しくなってくる。ここからは主観になるが基本的に一番ハンデに文句がつかないケースというのは、ある程度重い斤量を背負った実力馬ないし人気馬が好走するケースである。今年のマーメイドSなんかがそうである。そこに数頭人気薄が絡んでくるのが一番収まりがいい。今年もマッドクールが2着とかであれば斤量にそれほど疑問の声は上がらなかったと推測する。

それを踏まえた上で今年の七夕賞を考えたときに、斤量の利は背負う組にあると考えたい。先週の結果を受け、若干ハンデ差をつけにくくなっているのではないか?希望的な見解であることは否定できないが、ここまで予想が難解になると何らかの方向性は必要だ。
ちなみにではあるが、昨年は5.5kg、一昨年は6kg。一方、その前の年は、比較的ハンデ差が小さく3kg差であり、勝ち馬はトップハンデのクレッシェンドラヴ(3番人気)であった。

今年のトップハンデは前述したとおりヒンドゥタイムズ。そこからエヒト、サンレイポケット、フェーングロッテンが0.5kg差で続く形となった。人気面ではフェーングロッテン、エヒトは上位人気となるだろう。この2頭は先行勢であり、残りの2頭が後方勢というのもおもしろい。先行激化で展開が早くなりそうな今回のレースなら、人気薄で斤量を背負う後方勢2頭の激走があってもおかしくない。



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