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「狭い家は嫌。広い家に住みたい」〜部屋を狭くしている要因に気づかないと、広い家に住んでも、部屋は広くならない

よく聞くセリフ「一緒に住むなら、狭い家は嫌。わたしは広い家に住みたいの」どこかで聞いたことありませんかね。


まぁ、仮想の世界でなくても、割と現実世界でも聞くような言葉ですよね。


「広い家」の定義がどれくらいの広さを指すのか、よくわかりませんが、仮に家族を持ったご家庭だと仮定すると、3LDKとか4LDKとかいう間取りが頭に浮かびます。


でもですね。


果たしていくら間取りを増やしても、満足のいく「広さ」を得られるのか、考えたことありますか。


大抵そういう人は「イメージ先行」で、現実的な広さを考えたことはないんじゃないかな?って思います。


家の展示場に言って、ハウスメーカーさんに相談するとして、「どんなお家をご希望ですか?」って言われて「広い家で〜、間取りが●●で〜・・・」まあいいでしょうけど、それを考える前にやるべきことは、ありますよね?


今住んでいる部屋・家が本当に「狭い」のか?という検証です。


「狭いのよねぇ〜今の家」って嘆く前に、本当にそうなのか?そう思う理由はなんなのか?突き詰めて考える人は、まことに少ない。


引っ越しする直前、いよいよ古い家から出るとなった時に「あれ?ウチって、意外と広かったのかな?」なんて思うこと、ありませんか?荷物を整理して、モノを段ボールに詰めたら「意外と広く感じた」なんて思うこと、ありませんか?


そうなんです。


狭いと思っていた、その部屋、実は結構な広さを持っていたんですよ。


そんな広さの家に、わたし達は住んでいたわけです。でも何故だか、あんまり「広いな」と感じられずに、引っ越しすることになったのには、何か理由があるはずですよね。


その原因はなんなのか?考えてみたことありますか。


もうわかりますよね。ここまで引っ張ってきておいてなんですが、そう「あなたの家には、モノが多過ぎた」のです。


スペースがあると、そこに何かモノを置きたくなるのはわかります。そしてモノが増えてきて、ちょっと手狭になってきたら「モノが多いよな」って感じると思いますけど、その後の思考が重要になるわけです。


モノが多いな→手狭だから、引っ越して、広い部屋に住もう
モノが多いな→いらないモノを選別して、要らなかったら手放そう


あなたは、どっち派ですか?

もし前者の方を選ぶなら、コレはずーっと報われない、目的の広い家に到達することはできないかも知れません。


モノが増えるたびに、間取りの広い部屋に家に引っ越す。一見合理的なように見えて、これ以上に非合理はない。


もし引っ越しして、荷物搬入が終わったとしても、モノを手放さずに旧家から持ってきたのなら、「モノの総量は変わらない」


そのうち、「あれが欲しい」「これ、要るよね」なんて言って、どんどんモノを増やしていったら、気がついたらまた「部屋が狭いなぁ」ってなるオチが付きますw


つまり、いつまで経っても感覚的に狭い部屋のままの生活を余儀なくされます。


モノを際限なく持っていたとしても、広い部屋を得られるのは、ほんのひと握りの人間だけです。

わたし達はどこかでモノの総量に線引きをしなきゃならない。そうしないと、「理想の家」を得るのは何年かかるのか・・・。


一生かかっても、得られないかも知れません。


「広い家を感じたい」「広い家に住んでいる気分に浸りたい」どれも人間の欲望ですけど、それを実現するためには、お金をたくさん稼ぐのも必要かも知れませんが、誰でも簡単にできる方法があります。


もうお分かりですよね。

それが「モノを減らすこと」です。


例え1Kのアパートだって、モノが少なくて、がらんどうのような佇まいであるなら、それだけでも、めちゃくちゃ広く感じるでしょう。


それで「広い家に住む」という目的は、達成されます。


実際、ワンルームアパートに住んでいたことありますけど、モノがほとんどなければ、まるで「広々とした家」であることを感じられると思います。


だって、わたし自身、そう感じたから。


なのでまず、理想の間取りを探す前に、わたし達がやらなきゃならいことは「使っていないモノの処分」が先決です。


モノを減らした後、それでも「手狭だなぁ・・・」って感じるなら、それは「広い家に引っ越しを検討する段階」なのかも知れません。


ライフステージによっても変わります。1人暮らしなら、多分ワンルームで十分でしょうけど、これが2人3人となっていくと、モノも増えてきますし、ワンルームっていうわけにもいかないかも知れません。


自分がよくても、パートナーが無理ってこともありますからね。


本当は、そのままでいいのだけれど、ケースバイケースで考える必要があります。まぁ、そういう時はあまり無理をせず、次のステップを考える時期なのかも知れませんよね。


注意しないといけないのは、上で書いたように「広い家に住んだから、モノは増やしてもいい」という考えです。


むしろ、「同棲を契機に、モノを減らそう」とか「家族が増え得るから、俺のわたしのもの、減らさなきゃ」って思えるかどうか?です。


モノは据え置きで、相手のモノが増えたら、そりゃモノは増えるし、部屋も狭くなりますよね。


そこをあえてグッと堪えて、「モノを減らそう」という気になるかどうかが、損益分岐点です。


とにかく、広い家を求めても、ライフスタイルが変わんなきゃ、いつまで経っても狭い家のまんまである、というのは覚えておきましょうね。


それでは、また。


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