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街が動き出す瞬間

ようやく外で気軽に酒と飯がいただける状況になってきました。ロックダウンしたのが、昨年11月だったか12月だったか。それくらいからレストランの営業は停止になりました。


外食ができなくなってから、7ヶ月くらいでしょうか。



先月〜今月になって感染者も減ってきたので、段階的に制限が解除されるようになりましたが、それでもまだ、外の席だったり、PCR検査を受けて陰性証明書が必要だったりとか、人の集まるような環境はまだまだ完全復活とまではいきません。


そしてようやく、最近になってレストランでも陰性証明も必要なく、普通に食事ができるようになりました。


はっきり言って、ここまでくるの、長かった・・・というのが正直な感想です。


平日夜遅くや、休日に「ご飯、作るのちょっとダルいな・・・」っていうときに、今日は外食にしようと思うこともあると思いますが、お店が開いてないので、何もできません。


やれることといったら、テイクアウトのケバブやチキンを買って、家で一人寂しくビールを煽りながら頬張るのみでした。


選択肢が少ないので、それも毎回とまではいきません。結局はスーパーマーケットで食事を調達するしかないんですよね。日本でいう「お惣菜」もそんなに豊富じゃないし、好みもあると思うので。


でもですね。


ようやく、その呪縛から解放されました。これはこの国の人たちにとっても、そして、そこに住まわせてもらっている、わたしたちにとっても、待望の、待ちに待った瞬間です。


もちろん、マスクをするとか、衝立があるとか、レストランの席は密を避けるように工夫するとか、出来るだけ外で食べるとか、工夫は必要ですけど、それでも、流行り病が始まる前の状態に少し近づきました。


それに伴って、街の中も毎日が日曜日の静寂状態だったのが、今では往時の喧騒も感じられるようになり、街が動き出す瞬間を感じられたような気がしました。


普通に過ごせるというのが、どれだけありがたく、どれだけわたしたちの中に「普通」が根付いていたのか、を考えさせられる機会になりましたね。


現在もまだ1日数千人が感染するような状況ですが、ワクチンの接種も進み、感染者も激減している状況ですから、しばらくはこの恩恵を受けられると思います。


もちろん油断するとまた増加してしまうかも知れませんけど、その時はその時。ひと夏の短い幻想で終わるか、それとも克服して日常を取り戻せるか、どちらかわかりませんけど、ね。


ちなみに、開放されたのはレストランだけでなく、大人数が集まる施設も開放されています。人数制限や、マスクの着用はまだありますけど、そもそも「施設に入れない」状態だったのに比べれば、大きな進歩ですよね。


そういうのも全部ひっくるめて、街が動き出す瞬間に立ち会えたのは、素敵なことだったなぁ、と思います。


ロックダウンの期間が長かったから、抑圧されていた条件が厳しかったから、余計にそういうふうに感じられるのかも知れませんね。


それでは、また。


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