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求め過ぎと期待し過ぎ

普段意識してないかもしれませんけど、何かに対して求め過ぎていたり、期待し過ぎていたりすることがあります。これ、気づかずにやってしまっていることがあるんですよね。


モノに対して、あるいはコトに対して、さらにはヒトに対して、求め過ぎ、期待しすぎ、それぞれありますよね。


モノに対しての求めすぎ、期待し過ぎは、特にモノを買う前なんか特にそう思ってしまいがち。「これはどんなデザインだろう」とか「この機能はすげーんじゃね?」とか、想像(妄想)を膨らませます。


それは楽しいし、高揚感もあるし、期待感も高まる。何よりそれを考えるとき、わたしたちの心は、結構満たされますよね。そのモチベーション、実際にモノを手にした時よりも、手にする前の方が高かったりする。


満足度はまぁ、買ってからしばらく経ってからでないと、本当に満足か、そうでないか、確認できません。買ってすぐ満足って、なかなかないですよね。


納得いかない!というのは、すぐにわかることもあるんですけど、それはちょっと悲しい。買う前のシミュレーションが十分ではなかったということなんです。


失敗してしまうこともあるけど、それもまた経験。


そもそも、モノに対して、期待し過ぎていたということが、手にした後の失望に変わってしまうことを導いてしまいます。


失望が憎しみに変わることもありますが、それは「そのモノ」に当たるんじゃなくって、本来は過度に期待し過ぎた自分に責任があるはずなんです。だけどわたしたちは、モノを買った瞬間に自分の責任をミニマムにしてしまう傾向があって、結果、モノに文句を言います。


そうじゃないんですよね。


もちろん、中には「書いてあることと、実物が全然違う」ということもあるから、全く自分の責任か?と言われたら、そうでもない。だけど、選んでいるのは、あくまでも「わたし」なんです。


全責任をモノにとらせるのは違う。


これは何も、モノだけに限りません。コトだってそうだし、誰かとの人間関係、つまりヒトであっても、そうです。


期待し過ぎて、がっかりした。

求め過ぎて、そうじゃなかった。


こういうこと、コトに対してもあるし、当然、ヒトに対してもある。


ここで気をつけておかなきゃいけないのは、もうお分かりですよね。いうまでもない事かもしれませんけど、過度に求め過ぎない、期待し過ぎないということです。


心のどこか奥底で、「あわよくば・・・」と思っているところもあるかもしれませんが、それはもっと奥底にしまうか、できるなら手放してしまった方がいい。


期待し過ぎない、求め過ぎないことで、それ以上のリターンが会った時に初めて喜べばいいんです。そして、そのほうが喜びも大きいですよね。


失望するのと、喜ぶの、どちらがいいですか?って尋ねられたら、多くの人は「喜びを得たい」と思いますよね。


ハードルを下げておけば、楽々クリアできるのだから、ハードルを低くしておくのが良いですよね。


それでは、また。

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