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WimHofMethod 公式本の要約 Part3 Breathe Mother F*cker 〜つべこべ言わずに呼吸せい!〜

*英語の堪能な方いたら、タイトルの翻訳についてコメント頂けると幸いです

この章に私なりに正確性を重視したタイトルをつけるとすると「心肺系の深淵を呼吸で揺さぶる」ですが、内容を正確にすると余計伝わりそうもない堅い表現です。

多くの病気や障害は、炎症によって、私たちの体のシステムの調節が効かなくなることで起こります。

私たちの仕事や生活のストレスは、細胞に炎症を引き起こし、炎症を悪化させる生化学的な残留物を残します。

シンプルな呼吸法で、血液中の炎症マーカーを抑制できることが証明されています。ヴィム・ホフ・メソッド呼吸法(以下WHM呼吸法)では、血液を酸性からアルカリ性に変え、生化学的な浄化を助け、身体と感情に大きな影響を与えることができます。

WHM呼吸法は、意識を失って倒れても安全なところ、例えば、ソファに座るかベッドで横になったまま、30回深呼吸を繰り返した後に15秒の息止めをします。計3~4ラウンドで20分ほどかかります。

呼吸は口からでも鼻からでもかまいませんが、ヴィム・ホフは口から吸ったり吐いたりするのが好みのようです。30-40回深呼吸します。
息を十二分に吸い込み、お腹と胸をぱんぱんに満たします。
息を吐くときは、脱力して空気が自然に吐き出されるように、軽く吐きます。
自分のリズムを見つけて、呼吸を繰り返しましょう。早いリズムの方がピリピリとした体感があります。遅い方が、限界まで胸郭を動かして胸郭・横隔膜のストレッチになり、一朝一短あり、好みの問題

最後の一息は、肺をいっぱい吸って、力を抜いて空気を吐いたところで息を止めます。(力んで吐ききる必要はありません)

再び呼吸したくなるまで呼吸を止めたまま、リラックスしています。これをリテンション・タイムと呼んでいます。

リテンション・タイムのルール
肺に二酸化炭素の濃い空気が溜まってきたら、吐き出しても構いません。ただし、吸ってはダメ。

息苦しさを感じたら、1回大きく息を吸って、吸ったまま15秒キープします。これをリカバリー呼吸といいます。
息を吐き終わったら、すぐ、次のラウンドを始めて下さい。これを3〜4回繰り返します。

30回深呼吸をすると長く息が続くのは、深呼吸によって血液中の二酸化炭素と酸素の比率が一時的に変化するからです。
CO2が飛んで、血液がアルカリ性になり、ヘモグロビンが酸素を多く抱えた状態になります。同時に細胞の膜電位がマイナスになると、神経の過剰な興奮が抑えられます。この血液がアルカリ性で、酸素が足りない状態に慣れないと、途中で寝てしまったりします。徐々に慣れてゆくのでコツコツ練習しましょう。たいていの参加者が、1分以上、呼吸を止められるようになります。

呼吸を通じて意識的に生化学的状態を変化させると、ヴィム・ホフの目標である”Happy Healthy Strong”に近付きます。

ラウンドごとに、より多くの血液と電気を脳に送り込み、視床下部-下垂体-副腎系を再活性化させます。3-4ラウンドで、”生命力あふれる呼吸”ができるようになります。

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