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どうしてこうもお腹が空くのか

ここ数日、食べても食べてもお腹が減るという無限ハングリー現象に見舞われている。

お昼、作り置きしていた肉じゃが(お皿いっぱいに盛る)、冷凍していたご飯(ふつう茶碗がモリッとなる)、お味噌汁(お椀一杯)、サラダ(千切りキャベツ盛)、というラインナップで食べて、直後は「もう何も入らない~」と思うのに、ものの30分後には納豆1パックを口に運んでいる私がいる。

なぜ?

そして、リモートで仕事をしていても、ぐーぐーお腹が鳴ることで集中力が切れることがストレスだから、近くにチョコレート系の甘いお菓子と、するめを常備しているここ最近。

するめはいいよ~。ガミガミガミガミと無造作に噛んでもじんわり味がして、咀嚼しているような行動で食べた気持ちにもなれる。やわらかくしないと食べられないだけで、実際に食べている量自体は少ない。私のするめは、おばあちゃんから届く仕送りのような食料定期便の中に入っているのだ。

ただ、ハタと「犬がおもちゃの骨をぐみぐみするのはこういう気持ちなのか……」「あかちゃんが、歯が生えてくる直前ってこんな気持ちなのかな……」と考えたりしてしまう。人間として退行しているのか、野生に戻っているのか。


なぜ、こうもお腹が空くのか。

周りの人は、徐々に年齢を重ねたことで食欲が落ちてきたという話も聞こえ始める。夜のラーメンが学生の頃より至高でなくなっていること、昼にとんかつ定食を食べると午後のやる気がちょっともったりすること、安いものを食べる食べ放題より高いものをちんまり食べるアラカルトが良いこと。

そうやって食の好みや価値観、美味しいと思うものが変わっていくのに、なぜ私はこうも学生のままなのだろうか。

夜中のラーメンは至高のままだし、何よりお腹が空いたままでは眠れないよね? という胃に対して甘々な対応を許している。とんかつも唐揚げも大好きで、揚げ物ばっちこーい! と少年野球ムーブだってかましてしまう。質より量、アラカルトより食べ放題を崇め奉りたいと思う。

”終わりよければすべてよし” になれましたか?もし、そうだったら嬉しいなあ。あなたの1日を彩れたサポートは、私の1日を鮮やかにできるよう、大好きな本に使わせていただければと思います。