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ロングトーン練習〜全弓、まっすぐ弓を動かす〜

ロングトーン練習は、その名の通り音を長く伸ばす練習。
管楽器でも大切な練習として取り上げられますが、弦楽器…ヴァイオリンでも同じく、良い響きで安定した音を出すためにとっても大事な練習ですd( ̄  ̄)

練習方法

まずは、図のように弓の真ん中の印としてシールもしくはテープを貼りましょう。(マスキングテープだと後で剥がすのも楽です)

腕の動き

全弓まっすぐ動かすための、基本の腕の動きを体に身につけていきましょう。
腕の動きを、弓の元⇔中、中⇔先で分けて考えます。

元⇔中は、上腕のみ動く


中⇔先は、肘から下のみ動く

(画像は私です笑)

練習方法


元からスタート「1、2」と数えながら上腕だけを動かす→弓中でストップ→「3、4」と数えながら中から先まで肘下だけを動かす

次はアップ。
弓先からスタート「1、2」肘下だけを動かす→ 弓中でストップ→「3、4」中から元まで上腕だけを動かす


初めは弓中でストップして、元⇔中と中⇔先のそれぞれの腕の動きを身につけていきます。
(元⇔中なのに一緒に肘下が動いてしまっていないかな?!確認しよう〜)
何度も往復して動きに慣れましょう。

腕の動きに慣れてきたら、次は♩🟰60でメトロノームをつけて拍通りに弓を動かす練習をしてみましょう!
弓中でストップせずに、腕の動きを守りつつ滑らかに動かします。

気をつけること

①指板と駒の真ん中を弓が通るようにする。
②弓がまっすぐ動いているか確認。(弦と弓が垂直に交わっている)
③アップ中→元のとき(上腕動かすとき)、肩が上がってしまわないようにする。
④音が震えないようにする。
⑤元から先まで一定の音量(mfくらい)で弾く。
⑥響きのある良い音で弾けているか、よく自分の音を聴く。
⑦弓の返しをなめらかにつなげる。(ギギッていわないようにする)

全てを一気に気をつけようとするとどれも上手くいかないことが多いので、①から順に気をつけていってみてください。
一つずつクリアしていくかんじで…!

②は自分の目線からだと確認できないので、誰かに見てもらうか、鏡を体の側面が映るように置き確認してみましょう。
③肩が上がると弓が浮き、音もスカスカしてしまいます。上腕がベルトコンベアーに乗っかっていて、そのまま移動するような平行に動くようなイメージを持つといいかもしれません◎
⑦でギギっといってしまう場合の対処法は以下の記事にまとめています(^^)

4拍に慣れてきたら6拍、8拍…と拍を多くしていくと難易度が上がります。
色々な音量でやるのもおすすめ◎
意外とpが1番難しいかも?!

準備運動のように、毎日の練習に取り入れてみましょう!

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