56年ぶりのメダルへ。パリ五輪サッカーを考える

カタールワールドカップからもう2年。五輪がやってきた。
五輪の特徴は、U23の選手+OA(オーバーエイジ)のわずか18人で、厳しいスケジュールで戦っていくという消耗戦であることだ。

U23なのは、ワールドカップとの兼ね合いという説が強く、国際的に存在感が小さい大会だと批判されることはあるが、前回の東京五輪に出場したU23世代が2年後のカタールワールドカップの主力になっていったことから分かるように、次のワールドカップに向けたタレントが世界各国からデビューしていくという意味で、非常に楽しみにしている。

例えば、久保、三笘、田中碧、堂安、上田あたりが五輪後一気にA代表で活躍し、それぞれ大きなクラブから認識されるようになった。(久保はそもそもU23でパリ世代)

アルゼンチンはメッシを招集しようとしているという噂があり、開催国フランスはムバッペが出場意欲を明かしている。(移籍するなら無理だが)
東京五輪が無観客で寂しかったので、パリへの期待が高まる。

今大会では、藤田、鈴木唯人、小久保、松木、福井、斉藤あたりが活躍してA代表へ招集されていくと予想。

実際にどうなるのかは内部の情報を全く知らないのでなんともいえないが、自分なりの予想、期待をまとめておく。

招集18名
GK: 小久保、ザイオン
DF: 町田(or谷口)(OA)、冨安(or板倉)(OA)、関根、内野、高井、西尾
MF,FW: 田中碧(OA)、久保、鈴木唯人、藤田、斉藤、福井、平河、三戸、細谷、荒木

なんせ海外組のアジアカップ招集不可組はコンディションが分からない上に、クラブでの出場時間も短く、当落の選定が困難。ただ、予想フォーメーションはもう少し組みやすい。

         細谷

  斉藤     久保   鈴木唯人

      田中碧  藤田

   町田 高井  冨安  関根

        小久保

前線はOAを呼ばずとも世界的に戦えそうで、OAではDFを固めたいうえに、できればサッカーIQが高く統率力のある選手でポジション適正が多い選手が良い。町田冨安はCBもSBもこなすので、来てくれれば大幅にチーム力が向上する。ただ冨安は怪我しがちで、18人で短期決戦には向かないかもしれない。
ボランチは、藤田、松木、田中の3人で2ボランチ、もしくは4-3-3にしてそのなかから1人でもよい。できればもう1人呼びたいが、FWの海外組の誰を削るかが難しいし、福井もできる。
トップは細谷に期待。エースとして活躍し、海外への布石にしてほしい。
トップ下は久保、荒木で上手く供給しながらミドルも狙える。
サイドハーフは斉藤、鈴木唯人で、最近海外で招集できていないが、日本に知名度がすぐ広がりそうなほど実力派の2人を中心に選んだ。三戸も同様。もちろん、平河のドリブルもどこまで通用するか見たい。

レアルの中井(ピピ)に関しては、出場機会が少なすぎ、クラブとしての名前こそ強いが、総合的に現時点では藤田、松木らのほうが安定するので招集外かなという印象。
冨安がこれないなら板倉にして、ボランチもやってもらえる。
田中碧はここでまた注目されてとりあえず5大リーグに移籍してほしい。

ギリギリ現地にはいけないが、リアルタイムで応援するのが待ち遠しい。
日本らしく、というものに縛られすぎないで、背負いすぎないで
活躍する姿を楽しみにしながら、前期を過ごす。


文責:Wat.

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