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タイパだと?!

タイパ。タイムパフォーマンスの略で時間対効果のことをいいます。
しかし、このタイパ、使い方を間違っている人が多い気もします。
特に仕事関連では要注意ですね。
「タイパを意識して、作業時間を短くしました。」というのは簡単です。
たしかに1日かかる仕事を半日で済ませたら効率も倍です。

しかし、タイパを前面に出して胸を張る人に多いのが、時間は半分で終わってるけれど、品質が半分以下というパターン・・・

ことSEの仕事において同じ品質を短時間で成し遂げることが出来るなら評価も上がります。しかし、成果物の品質が半分だったり、検討漏れややり残し、テスト不足や実装漏れなんてあってはならないものですよね。

では考え方を逆方向からに変えて考えてみましょう。

品質 = コスト x 時間 x ツール x スキル と定義します。

品質、コストは変化させず(1倍)、時間を半分で済ませるためには、ツールかスキルで足りない部分を穴埋めする必要があります。
大抵の職場では新たなツールを導入するのは難しかったりしますよね。
となると、個人のスキルで何とかするしかありません。

そうです。

時間を減らしても品質を落とさないようにするには個人のスキルや工夫で足りなくなった時間を補う必要があるわけです。
しかし、もともとスキルが不足していて、時間を余計にかけないと一定レベルまで持って行くのが難しい人もいます。
それなのにタイパを意識するあまり、自分のスキルではカバーし切れない領域に踏み込んでしまい、赤点ギリギリの評価で切り抜ける。

1回だけならいざ知らず、評点ギリギリが何度も続いてしまったら?

それって「やっぱりトータルで見るとこの人は35点の人だ」という変な先入観を持たれることになり、結局はタイパを意識せずにこなした仕事の方がトータルでは良かったことになりそうです。

というわけで、品質を下げないように頑張りましょう😆

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