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2023 今年の抱負

抱負ってなんだろう?

毎年、正月明け頃に聞かれる機会が増えるキーワードの1つが「抱負」です。
辞書的には「心の内に持っている計画・決意」になります。
ここで注意して欲しいのは、計画も含まれている点です。
目標だけでなく、計画が含まれている時点で、ちゃんと抱負を考えられていない人の方が多くなってしまってる気がします。
何をどのような手順で達成するか?を毎年初に聞かれるなんて、プレッシャーですよね。

さらに追い討ち

「今年の抱負」といいつつ、正月に思い付きで立てて、振り返りもせず年末を迎え、また翌年も思い付きで立ててしまうという方がほとんどでは無いでしょうか。
かくいう私も、昨年どんな目標を立てたのかなんてキレイさっぱり忘れてしまってます。
当然、どこかのタイミングで思い出して軌道修正した記憶もありません。

つまりは?

まず考えておきたいのは、実効性のある抱負を作るために中間地点で振り返れる目標、年末に評価を下せる目標とはいったいどんなものなのか?という点です。
私はSEですので、大目標をタスク分割し、それぞれの工数を振るような作業がすぐに思い浮かびはしますが、それをやってしまうと失敗率は下がっても計画を超える成果も望めなくなり、新たな発想を盛り込んだり応用したりといったプラスアルファを捨てる可能性が高くなってしまいます。
仕事なら失敗率を下げるのは有効で意義のある有効な進め方なんですけどね。

とするならば、目標に具体的なタスクを当てることをキッパリ諦め、心構えのようなフンワリとした内容にするとか、「これだけは守る」という最低ラインを設ける方が良いのかもしれません。

どうしてこんなことを言っているのか?
話は至ってシンプルです。
1年かけて達成するタスクは普通の生活の中に存在しないためです。

おっと言い切ってしまいました。

例えば、来年の正月に開店するため、1年かけて計画立てて準備を進めよう!が、どれだけあり得るのか?考えてみれば分かると思います。
つまり、今年の抱負は?と聞かれた場合、求められてる答えは「今年1年どんな心構えで過ごすの?」です。

ハウツー本でもサイトでも「1年間計画立てて過ごしましょう」と提唱してたりしますが、私は、そんな人を信用する気になれません。
だってあり得ないことをやれと言ってるんですから。

にもかかわらず2023の抱負をしたためようとしている私がここにいたりします。
それは年間通してやりたい目標、目的があるからです。

閑話休題

今年は前半を中心に展示、出版等、動物画家としての活動が集中します。
もちろん、後半を新たな制作/創作に充てるための助走期間と捉えてのスケジューリングです。
そのため大きな展示は5月の個展を以ていったん終了します。
6月からはSE業が忙しくなるため、そちらに余力を回さざるを得ず、過去作を出品することはあっても新作を間に合わせる動きは無くなると思われます。
秋以降、新たな方向性で創作を開始します。イメージは頭の中にありますが、どこまで行けるかはSE業の傍で熟成出来るかどうかにかかってます。
加えて、2年後を見据えた各種準備を始めることになってます。

ということで、ひと言で表すと「新分野の創作と将来に向けた準備期間」が今年の抱負になります。

加えて(これまでに失ったあれこれを取り戻すことは無理なので)「ここ数年で失ったものの代わりになるあれこれを見つける」も本当は突っ込みたいところですが、さすがにそこまでは無理だろうなぁ。

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