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画家の本音は「先生」と呼ばれたくない

私が知る限り、先生とか画伯と呼ばれたい画家はごく少数派です。
などと言うと「エビデンスを示せ」とか、「情報ソースは?」などのツッコミが入るかもしれませんね。
でも、私も含め60代以下で先生や画伯と呼ばれたい人はほぼいません。
呼ばれたく無いどころか、呼ばれると反感を買う可能性がかなり高いです。

理由は簡単。
先生とか画伯と呼ばれて良い気分になる(?)のはお年寄りだけだからです。

教師や医師だったら違和感なんて無いんですが、教鞭を執ってるわけでもなく絵を教えてるわけでもなく、もっと言うと先に生まれてるわけでもありません。
それなのに何故、先生と呼ばれなくてはならないんだろう?
まだ先生と呼ばれるような歳ではないんだけど。

普通、そう感じちゃいますよね。
ですので、無駄に「先生」呼びするギャラリーは言うに及ばず、敬意を表したくての先生呼びであっても、若い(「つもり」も含む)画家さんには逆効果です。
嫌われます。

しかし、なぜ先生?

もう少し先生呼びについて掘り下げてみましょうか。
特に先生と呼ばれる職業で、何かとダーティイメージが付きまとうのは!?

・・・用心棒? いやいや。政治家ですね。
映画の影響かもしれませんが、ワイロを「どうぞ、先生」とか言って渡すシーンが思い浮かんでしまうのは私だけでは無いはず。
そんな人たちと同カテゴリーに墜ちるのは嫌なものです。

では逆に、なぜ先生と呼ぶのでしょうか?
考えられるのは、名前をちゃんと覚えてないから、とにかく「先生」と言っとけば良いだろうという安直な理由でしょうか。
なんとなくヨイショ出来てる雰囲気も醸し出せます。
名前すらろくに覚えてないというのに失礼の無い呼びかけが出来てしまうという、ある意味、魔法の単語ですね。(なんと便利な・・・)

つまりは

そんな理由から、○○先生ではなく、単に先生と呼びかけてくる輩には「名前すら覚えてないのかよ」的な感情が無意識のうちに湧き上がり、反感を覚えてしまうわけです。

だから「先生呼ばわり」はやめて下さいね。

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