社会人3日目

仕事は大変だ。
慣れない環境は非常にストレスだ。

朝起きて、慌ただしく会社にいき、
どんなに頭が疲れて回らなくなっても休めない。
仕事終わったあとは、頭が鉛のように重くなっている。
スーパーで弁当を買って、何とか家まで辿りついて、荷物がまだ残っている部屋で食べる。そして、寝る。

社会人スタートの頃はこんな感じ。

そういや、大学を休学して1年間働いたときも、最初の1か月くらいはこんな感じだった気がする。
入社して3日目くらいには、高熱を出して会社を休んだし、
その後も、仕事から帰ってきて、何か呆然と時を過ごして、ネットサーフィンをして、ろくにご飯も作れず、1日が終わっていた気がする。

自分がいまここを生きていないような気がして、目の焦点が合わないな、という感じがしていた。
家に帰っても、どこかに無性に行きたくなる。一度、金曜日の夜に車を走らせ、通っていた大学まで行った事もあった。行けば何か変わる気がした。でも、それで変わる事はなかった。

休日も、何もする気にならない。とりあえず足りないものを買いにいく。ダイソーに何回も行った。
午後、図書館にいくが、何となく違和感があった。自分の居場所じゃないような気がした。1日に図書館を2つ回った事もあった。

家に、蚊とアリが沸いて、泣きたくなったときもあった。
その決断を後悔した事もあった。

思えば、あのときも、今みたいな状態だったのだ。その苦しい時期を何とか乗り越え、色んなことに挑戦し、できるようになったのだ。それはすごいことだ。

全ては慣れなのだ。人間は適応できる生き物なのだ。どんなに最初キツくても、次第に適応していく。神は乗り越えられる試練しか与えない、という言葉には何度も勇気をもらった。あのどん底から抜け出せたのなら、必ずできる。

今は確かに毎日キツくて、正直楽しさなんて全く見い出せないし、帰ってきてから、何か他の事をする余裕もない。けれど、段々とこの生活にも慣れて来るだろう。
楽な生活に憧れるが、3月の暇で仕方なかったあんな生活をしたいとは思わない。今の方が前に進んでいる感はある。

だから結局、今を懸命に生きるしかない。



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