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【ポケモンユナイト】もちものシステムは本当にPay to Winなのか?【課金要素】

もちものに関連する部分に課金要素があるぞ!
これはPay to Winだ!MOBAとして大問題だ!
わーわーわーやんややんや!!
といった内容の記事をいくつか見かけました。
そこで、もちものに関連する部分が本当にP2Wにあたるのか?を考えてみることにします。

・結論

さて、早速ですが結論です。

ポケモンユナイトはPay to Winではない。

以上です。

以下理由という名の本文。


・そもそもPay to Winとはなんぞや??

Pay to WinとはPayしたらWinする。
課金したら勝てる!!ということですね。

具体的には、
基本プレイ無料のゲームにおいて、課金をすることで大きな有利を得る事。
課金をしたユーザーが勝敗に直結するような有利を得るゲームバランス。

といったところですかね。

無課金者と課金者との間で、極端に大きな差が生まれることを指します。
この『極端に大きな差』というのは、覆りようが無い差のことです。

Pay to Win(以下P2W)が基本のバランスになっているタイトルにおいて、無課金者が課金者と並ぶためには、同じように課金をするしかないです。
例え長時間の張り付きプレイを行ったとしても、無課金である以上課金者には遠く及ばない、ということです。
そういったゲームバランスのタイトルをPay to Winと呼びます。

わかりやすい例としてあげると、ソシャゲ等は明確にP2Wです。
張り付いていても無課金のままではスタミナは回復しないし、ガチャを回せる回数も増えません。
逆に課金をすれば周回回数を上げることも出来ますし、ガチャでキャラの強化も出来るでしょう。
全キャラ完凸のトップランカーと聞けば、ああ重課金者か。と思いますよね。
P2Wに当てはまるのはそういったタイトルになるわけです。


・ポケモンユナイトのもちものシステムって?

もちものはもちものですね。
ひらがなが沢山になって読みづらいですね。もちもちのもも?
ですので以降は『』で囲みます。『もちもの』!

ポケモンプレイヤーには馴染み深いシステムだと思います。
ポケモンユナイトでは、事前に3つの『もちもの』を選択してバトルに臨みます。

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基礎ステータス強化+特定行動時に何かしらの効果、といった形です。
具体的に例をあげると、
ちからのハチマキ:こうげきアップ、通常攻撃に追加ダメージ
かいがらのすず :とくこうアップ、わざヒット時に自分のHP回復
とかそんな感じ。
この『もちもの』ですが、アイテムを使用してレベルをあげることで、ステータスと効果が上昇していきます。
ちなみにレベルは初期値が1、最大レベルは30です。
これら『もちもの』がポケモンユナイトにおいては最重要!!としている記事も多々見かけます。

ではその理由は何故か?

ポケモンユナイトのジャンルはMOBAであるとした前提で、
MOBAというゲームジャンルは基本的にはプレイ内でのみキャラクターが成長していきます。

マッチング一戦ごとに全員0からのスタート、
次のマッチングに持ち越せる要素は無し。

というのが基本形です。
そして『もちもの』は例外としてそれに該当せず、事前に準備出来る唯一の要素になります。
マッチの前にある程度キャラクターの強化が出来るわけです。
『もちもの』が0のキャラと、最大強化された『もちもの』を3つ装備したキャラとでは、同じキャラでも基礎性能に結構な差が出ることになります

これが『もちもの』が重要だと言われる理由ですね。

これら『もちもの』のレベルを上げるために必要なのが『もちもの強化キット』です。

この辺りから今回の本題、核心に繋がる部分になりますので次項へ。


・もちもの強化キットの入手方法と課金要素

上述しました『もちもの強化キット』の入手方法。
いくつかありますが、主な方法はトレーナーレベルの上昇時です。
レベルアップ時の報酬として獲得。これが一般的な入手方法になります。

そしてレベルアップ以外の入手方法が、
アイテムショップでエオスチケットを消費して入手。
このエオスチケットの入手方法が課金と密接に関わってくるわけです。

エオスチケットの入手に関しては、現在実際にゲームをプレイすることが出来ないため、確認のしようがないのでなんともですが、主に2通りあると言われています。

1つ目は課金通貨のジェムを消費してショップから直接購入する方法。
2つ目がバトルパスの報酬です。

バトルパスの報酬としての入手は、課金によるアップグレード後に該当するランクに到達した際の報酬、といった形のようです。
↓は公式HPにあったバトルパス部分の画像です。

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Freeの部分にもそれらしき物がありますが、主にはアップグレード報酬と見て良いでしょう。

まとめると『もちもの強化キット』のおおよその入手ルートとしては、
①トレーナーレベルアップの報酬

②課金通貨のジェムを消費してチケットを購入→チケットを消費して購入

③課金でバトルパスをアップグレード→
 バトルパスからチケットを入手→チケットを消費して購入


の3通りが現在考えられる(判明している)入手方法になります。
(今後イベントやら何やらで配布される可能性もゼロではありませんが、今の所イベント告知どころかサービス開始すらまだなのでなんとも。)

基本的には①の方法で十分な数の『もちもの強化キット』が取得出来るのではないかと思います。
十分な数というのは、メインで使用している『もちもの』はある程度まで強化する事が出来るであろう数、ということです。
具体的な配布数は判明していないのでなんともですが、プレイを続けている限りは基本的に上限はないのではないかと思います。
(もしかしたら本当に最悪の場合はそうならない可能性もありますが…。)

そして複数の『もちもの』を最大強化したり、今すぐに強化したい!という人は②や③の方法を選ぶことも出来る。といった形式でしょう。

この②と③の方法が課金によるものであるため、
課金者優遇だ!P2Wだ!と騒がれ出した理由になりますね。


・ポケモンユナイトはP2Wか否か

さていよいよ本題です。

本題ではありますが、冒頭で結論づけました通り、
ポケモンユナイトはPay to Winではありません。

では何故P2Wではないのか?
課金によってアドバンテージを得ている以上P2Wなのでは?
そう考える方が居るのも理解は出来ますが、今回のアドバンテージとは何かを考えてみます。

今回課金によって得られるアドバンテージは、
プレイを続けていればいずれ到達するであろう点を、
課金をすることで前倒ししている。
です。
つまり時短です。
主な利用者は長時間プレイが出来ない層や、手っ取り早く強くなりたい層といったところでしょう。

これが何故P2Wでないのかの理由は、
プレイを続ければ無課金でもいずれ到達するからです。

ガチャ産全キャラ完凸!といったようなものと違い、
無課金者であろうが課金者であろうがいずれそこに到達するような設計のものをP2Wとは呼びません。
課金によって前倒ししているか、お金を使わずゆっくりプレイしているかの差でしかないためです。
(極端に差が出てしまう場合だとP2Wと言われてしまうこともありますが…)

今回のパターンで言えばより顕著で、MMO等のレベル差や装備差のように一切戦いにならない程の差かと言われればそうではなく、
『もちもの』0と『もちもの』3つ最大強化のプレイヤー同士でもある程度はちゃんとした形の戦闘になります。
むしろならないのであれば槍玉に挙げるべきは課金ではなくこの『もちもの』システムです。

つまりポケモンユナイトはPay to Winではない
という結論に至るわけです。


・最後に。

ここまで読んでくださいましてありがとうございました。
思ったよりも長文になってしまいましたが、いかがだったでしょうか。
正直なところで言えば、課金形式や強化キットの仕様や必要数等も明らかになっていない現状でこんなことを書いても、それこそ机上の空論だなーとは思います。
ただなんというか、P2Wだ!と騒いで貶めるような記事がどうにも目に余ってしまって、つい反論したくなってしまった結果がこれです。
P2Wの定義については結構あやふやで、人によって感じ方も異なるため、一概に違う!と断定するのも危ういのですが、それは逆にP2Wだ!と主張している記事にも言えることなので、今回はちょっと強めに否定してみました。

今回も今回とてこれらの意見は私の意見であり、これが絶対に正しい!というものではありません。
色々な意見があるとは思いますが、1つの意見として見ていただければ幸いです。

今後も何か思いついたことがあれば、稚拙ながらも文字に起こしてみようと思いますので、よろしければまた覗いてみていただければ嬉しいです。

それではまたいつか。
ありがとうございました。



・蛇足

極めて個人的に『もちもの』についての意見を述べようかなと思います。
正直なところで言えば、僕はこのシステムはあまり好きではありません。

というのも、過去のLeague of Legendsにおいて低レベル、初心者お断りとされていたルーンとマスタリーのシステム。
それらを彷彿とさせるからです。
LoLが2009年に始まり、その後2017年11月。
S8Preシーズン中に刷新されるまで初心者お断りシステムは続いたのです。
具体的にどう酷かったのかを説明すると本文並の長さになってしまうため割愛します。
今では初心者や低プレイヤー(アカウント)レベルでも大きく差が出ないシステムとなり、非常にわかりやすいものになりました。

MOBAの有名所LoLにそんな歴史があるにも関わらず、何故か旧体系を模倣した『もちもの』システム!

なんで今になって!?
なんでレベルあげないといかんの!?
そもそもなんで事前準備の段階で差が出るの!?
全員そろってよーいどんじゃいかんの!?
衰退する要素を自分たちで用意する意味ってなんなの!?

とまあそんな感じなわけです。

『もちもの』をもたせるのは良いんです。
なんでレベル制にしたのかが本当に意味がわからない。
そんなことしたからP2Wだ!燃やせ燃やせ!!とかいう人たちまで出てくるんですよ。

そもそもP2Wだ!って言われても仕方ないですよね。
実際書いててP2Wだって言われる要素強いなーと思ってましたもん。
レベル制にするなら完全にプレイ時間だけにすればいいのに。
なんでそこで課金が出てくるの?
人気IPなんだから質の良いゲーム作って質の良いスキン作ってればそれだけで儲かるのに!!
欲の皮突っ張り太郎かよ!!

でも実際課金しちゃいそうですよね。
直接購入はなんともですが、BPはしちゃいそう。
後一個で効果上がるなーなんて時とか買っちゃいますよね。
やらしい!!

ていうか課金は基本しちゃいそうですよね。
ゲーム内マネーでも買えるけど課金でも買えるよ!っていう物とか。
もちものしかりポケモンしかり。

あーあって感じです。
あーあ!もう!
おしまい!!

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