新型コロナウイルスについてのこれからの予測と心がけておくこと

はじめに

2月末に「新型コロナウイルスについての現状整理」という資料を個人的にまとめましたが、それから約一ヶ月経って、新型コロナウイルスを巡る状況は日に日に厳しさを増しています。

3月27日に、NHKで山中先生のインタビューを見ましたが、今回の新型コロナウイルスに対しては、1年くらい、あるいはそれ以上の長期戦を視野にいれて、様々な予測と、対策をうっていかないと行けないと思うようになりました。

例えば、これからの時期を「悪化期」「最悪期」「回復期」の3つの時期に分けて、それぞれで「医療」「社会」「経済」「企業」「家庭」がどのようになっているかを考えてみることが、大切なような気がします。

本記事では、これからの時期を以下の3つの時期に分けて、考えられる事態を、個人なりにですが想定してみました。

悪化期:感染者数・死亡者数がどんどん増えていく時期。経済や社会は萎縮し、個人の活動にも様々な制限(外出制限など)が課せられはじめる。

最悪期:感染者数・死亡者数がとてつもなく増えて、医療崩壊のリスクが限りなく高まる時期。社会も経済も企業活動もどん底を迎える。

回復期:感染者数・死亡者数が徐々に減少していく時期。医療体制や社会・経済にも回復の兆しが見え始める。

自分なりの個人的なまとめですが、この資料が何らかの参考になれば幸いです。

悪化期

感染者数・死亡者数がどんどん増えていく時期。経済や社会は萎縮し、個人の活動にも様々な制限(外出制限など)が課せられはじめる。

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最悪期

感染者数・死亡者数がとてつもなく増えて、医療崩壊のリスクが限りなく高まる時期。社会も経済も企業活動もどん底を迎える。

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回復期

感染者数・死亡者数が徐々に減少していく時期。医療体制や社会・経済にも回復の兆しが見え始める。

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まとめ

将来予測から見えてくる、大事なポイント

「悪化期」にあたる現段階において、いかに「最悪期」を見据えて「希望の種(=対策)」を蒔いておくか

例えば現金給付などの対策を講じても、それを実施し、行き渡らせるには時間がかかるので、前もって準備をしておくことが必要です。「最悪期」は文字通り「最悪」な時期なので、対策を考える力も残されていない場合が多いです。「最悪期」を耐え「回復期」を迎えるには「希望」が必要であり、その「希望の種」を少しでも多く、早めに蒔いておくことが重要と考えます。

それは国・社会レベルだけでなく、企業や個人レベルでも同じであり、現在の事業とは違う形態の事業を考えておく、仕事の収入が絶たれたときにそなえ副業を考える、新しい働き方やライフスタイルを今のうちから考える、などが、いま重要であると考えます。

企業レベルでいうと、以下のようなことが大事でしょうか。

社員の健康やパフォーマンス・モチベーションなどの「メンテナンス」に今まで以上に取り組む

第二領域(緊急でないが重要なこと)に重点的に取り組む
- 自己研鑽など「刃を研ぐ」
- 自分自身や家族の健康を大事にする
- このような時期だからこそコミュニケーションを大切にする

短期的に売上は厳しくなると思われるが、新たなビジネスチャンスもまた潜んでいると思われる。特に「回復期」以降にやってくる大きなチャンスに備え、機を逸しないよう、準備をする。

個人レベルで、私が大事だと思うのは以下のような点です。

- こんな時だからこそ、自分の健康と、家族の健康をいつも以上に大切に
- こんな時だからこそ、心に余裕を持ち、他人への思いやりや気遣いを大切に
- こんな時だからこそ、日々頑張ってる医療従事者や、関係者の方への感謝を忘れずに
- こんな時だからこそ、自分の気持ちや考えを表に出して、コミュニケーションを大切に
- こんな時だからこそ、地に足をつけ、自分にできることを着実に
- そんな小さなことの積み重ねが、大きな力となり、やがてはコロナにも打ち勝てるという希望を心に抱いて
- 一歩一歩前へ進むことを、僕は大切にしていきたい

さいごに

今回の資料をまとめるきっかけを与えてくれた、山中先生に感謝します。山中先生のホームページは、様々な情報が整理されてまとめられていて参考になると思いますので、是非ご参照ください。

山中伸弥による新型コロナウイルス情報発信

この文章を書いている人物について

外山 大(とやま だい)

現在は、株式会社プリンシプルというウェブマーケティングの会社でSEOコンサルタントをしていますが、2002年から11年間、文部科学省にて科学技術行政に従事していました。

※2003年のSARS流行の際は、ライフサイエンス課という部署で、SARS対策を科学技術の側面から支援する仕事に関わっていました。

本資料は、あくまで私個人の考えを整理した資料となっていますこと、ご理解ください。

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